Photorait編集部
ロケーションフォトウェディングは、スタジオ撮影とは異なり、開放感のある自然光やおふたりの思い出の地で自由に撮影できる点に魅力があります。一方で「どこで撮ればよいのか」「どうやって選ぶべきか」といった悩みを抱える方も多いようです。本記事では、ロケーションの選び方や人気スポット、実例までを網羅的にご紹介し、撮影の不安を解消します。
ロケーションフォトウェディングとスタジオ撮影との違い
ロケーションフォトウェディングとは、公園や庭園、海や森、歴史的建造物、街並みなどでウェディングフォトを撮影するスタイルを指します。
一方、スタジオフォトウェディングは、室内セットや背景を用いて撮影するスタイルで、天候に左右されず照明や構図を細かく調整できる点が特徴のスタイルです。
ロケーションフォトウェディングのメリット
・自然光
ロケーションフォトウェディングのメリットは、自然光を活かした明るく開放的な写真が撮れる点です。公園や庭園では桜や新緑、イチョウ並木や紅葉などで季節感を演出することもでき、四季折々の風景が思い出を彩ります。海や森といった自然の中では、壮大でダイナミックな背景を活かした撮影が可能です。
・歴史的建造物、景観
歴史的な建造物や美しい街並みを背景にした撮影も人気があります。たとえば、東京駅や横浜の赤レンガ倉庫のようなクラシカルな雰囲気を演出しやすい歴史的建造物、神戸旧居留地や京都・祇園周辺の風情ある街並みなどは、非日常感とロマンチックな雰囲気を演出してくれます。
ロケーションフォトウェディングのデメリット
ロケーションフォトウェディングには「天候リスク」と「事前準備の煩雑さ」という主なデメリットがあります。
・天候リスク
1つ目は、撮影当日の天候によって、イメージどおりの写真が撮影できない可能性がある点です。特に梅雨の時期や台風が多い夏場は、天候の影響を受けやすいため、あらかじめリスクを想定しておくことが大切です。
ただし、雨の日ならではの幻想的な雰囲気を活かした撮影ができたり、曇り空であれば柔らかい光によって陰影の少ないナチュラルな写真が撮れたりと、天候が悪いことが必ずしもマイナスになるとは限りません。その日の空模様を楽しみながら撮影に臨めるのも、ロケーションフォトウェディングならではの魅力の一つです。
・事前準備(撮影許可申請など)
自分でカメラマンを手配してロケーションフォトウェディングを行う場合、撮影に向けた事前準備が多く発生します。
まず、公園や観光施設などのロケーションによっては、管理者に撮影許可を申請する必要があります。申請には時間がかかることもあり、使用料の発生や撮影可能な時間帯の制限など、確認すべき事項が多くあります。
また、公道での撮影を行う場合、三脚や照明機材を使用する、長時間の滞在になる、歩行者の通行を妨げる恐れがあるといった条件に該当する場合は、所轄の警察署に「道路使用許可」の申請が必要となることもあります。無許可での使用は法令違反となる可能性があるため、十分な注意が必要です。
さらに、仕上がりのイメージをカメラマンと共有するために「撮影指示書(カットリスト)」を自分で用意しておくと安心です。希望する雰囲気や構図、背景、ポーズなどをあらかじめ整理しておくことで、当日の撮影がスムーズに進み、満足のいく写真に近づけることができます。
一方で、スタジオを通じてロケーション撮影を依頼する場合は、こうした許可申請や撮影内容のすり合わせなどもスタジオ側が代行・サポートしてくれることが多く、準備の負担を大幅に軽減できます。
自由度の高い「自己手配型」と、撮影許可申請や衣装の手配まで手厚くサポートする「スタジオ経由型」にはそれぞれメリットがあります。ご希望の自由度や予算に応じて、最適な方法を選びましょう。
1. 雰囲気や世界観(自然/街並み/和モダンなど)
おふたりの理想とする世界観に合わせて、具体的なロケーションを選びましょう。
◆自然豊かな庭園・公園
小石川後楽園、昭和記念公園などでは、桜やイチョウ並木、新緑・紅葉を背景に季節感を活かした撮影が可能です。
◆ビーチ・海
沖縄県の希望ヶ丘ビーチや嘉陽ビーチはコバルトブルーの海と砂浜、夏の日差しがロマンチックな雰囲気を演出します。
神奈川県の城ヶ島では、海と崖を組み合わせたダイナミックな撮影スポットが人気です。
◆街並み・歴史的建造物
横浜赤レンガ倉庫、日本大通り、浅草、川越などではレトロでクラシカルな街並みが、洋装・和装どちらにも映える背景となります。
衣装との相性も重要です。和装で和モダンな雰囲気を求めるなら日本庭園や寺社、洋装ならチャペルや都会の街並み、夜景(東京駅や東京タワーや銀座など)での撮影がより映えます。
2.思い出の場所や撮影許可の取りやすさ
思い出の地(出会った場所、学生時代の校舎前など)で撮影すると、おふたりの歴史が写真に込められ、非常にパーソナルな一枚になります。
ただし、公共施設や観光地では撮影許可が必要な場合もあるため、管理者への申請や使用料の有無、撮影可能時間の確認が必要な点を念頭に入れておきましょう。
3.季節・天候・アクセスの現実性
撮影シーズンによって千差万別の表情を見せるロケーションは、選ぶ楽しさもありますが注意も必要です。
桜(3月下旬~4月上旬)、新緑の5月、紅葉の11月は定番ながら人気が高く、予約や許可取得が難しい場合があります。少なくとも半年前、可能であれば1年前から動き出すようにしましょう。
沖縄県の宮古島や石垣島、久米島などのリゾート地では、4~8月がベストシーズンですが、台風シーズン(6~9月)には影響を受けやすいため、スケジュールに余裕を持つのが安心です。
また、サンセットや星空フォトといった時間帯ごとのシーンも魅力的ですが、天候によって撮影可否が左右されるため、予備日を設けたり、当日の天気に応じた代替プランを用意することをおすすめします。
さらに、アクセス面(駅近か、駐車場の有無、撮影機材の搬入負担など)も考慮して、当日の移動によるストレスをできるだけ軽減することが大切です。
自然派|海・森・公園など
希望が丘ビーチ(沖縄県)
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