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結婚式やフォトウェディングでゲストへの感謝の気持ちを伝える「プチギフト」。その中でも、見た目が可愛くて意味も素敵な洋菓子が『ドラジェ』です。名前は聞いたことがあるけれど、どんなものかよく知らないという方も多いのでは?この記事では、「ドラジェとは何か」「その意味や由来」「ラッピングや贈り方のコツ」までを、結婚式に役立つ視点でわかりやすくご紹介します。
▼ドラジェとは?意味と由来を解説
▼ドラジェに使われる素材とその意味:アーモンドとの関係
▼ドラジェの種類:アーモンドだけじゃない?
▼ドラジェの数と色に込められた意味
▼ドラジェのラッピング:見た目にも華やかに
▼ドラジェを渡すタイミングとマナー
▼フォトウェディングや前撮りでも活用!撮影アイテムとしてのドラジェ
「ドラジェ(Dragée)」とは、フランス語で“幸福の種”を意味する砂糖菓子。とても歴史の古い洋菓子で、アーモンドやチョコレートなどを砂糖でコーティングしたもので、ヨーロッパでは古くから結婚式や洗礼、出産祝いなどの慶事に使われてきました。
イタリアのシシリー島が発生の地と言われています。紀元前177年にローマ貴族のファビウス家での婚約、結婚式や子供の誕生祝いの内祝いとして市民に配られていたという記録が残っています。その後、宮廷貴族の間で祝い菓子として使われ、一般市民へと広がっていきました。
ドラジェに最もよく使われる素材が「アーモンド」です。
一度に沢山の実を実らせるアーモンドには「繁栄」「多産」「長寿」といった縁起の良い意味が込められた、幸福の象徴とされています。
特に発祥地シシリー島では、アーモンドの栽培が盛んで、祝い事の象徴として用いられてきました。
アーモンドは、厳しい環境でも実をつけることから、「生命力」や「家族の繁栄」を願うシンボルともされます。こうした背景から、「ドラジェ=幸福を願うプチギフト」として定着していったのです。
「ドラジェ」と一言で言っても、実はいくつかの種類があります。中身の素材によって以下のように分類されます:
・アーモンド・ドラジェ:最も伝統的なタイプ。縁起の良さから結婚式の定番に。
・チョコレート・ドラジェ:アーモンドより柔らかく、子どもや甘党のゲストにも好まれます。
・フルーツ・ナッツ入りドラジェ:カシューナッツやヘーゼルナッツ、ドライフルーツを使ったものもあり、カジュアルな印象に。
どれも砂糖で美しくコーティングされており、パステルカラーやホワイト系など、結婚式の雰囲気に合わせた色合いが選ばれています。
ヨーロッパでは「5粒のドラジェ」を贈るのが一般的です。この5粒にはそれぞれ以下の意味が込められています:
1.幸福
2.健康
3.富
4.子孫繁栄
5.長寿
この「5つの願い」を包むことから、ドラジェは縁起物として人気を集めているのです。
また、贈るドラジェの色にも意味があります。
・ホワイト:結婚式や洗礼
・ピンク:女の子の誕生祝い
・ブルー:男の子の誕生祝い
それぞれ持つ意味を理解した上で、用途に合わせたドラジェを贈りましょう。
ドラジェはラッピングの仕方によって、印象が大きく変わります。フォトジェニックな演出にも役立つため、こだわりたいポイントです。
・チュールで包み、リボンで結ぶ
・レースやオーガンジーの巾着に入れる
・小瓶に詰めてナチュラル感を演出
・名前タグやメッセージカードを添える
その他にも箱にいれて豪華なラッピングをしたりと、個性やこだわりを見せた包み方をしてみるのも良いでしょう。
ドラジェなどプチギフトを渡すタイミングって、一体いつ?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
結婚式でのプチギフトは、渡し方・タイミングも重要です。以下のようなタイミングが一般的です:
・お見送り時に手渡す:感謝の気持ちを直接伝えることができ、最もポピュラーな方法。
・テーブルラウンド中に配る:お色直し後などに各ゲストへ挨拶をしながら渡すスタイル。
・各テーブルに事前にセット:バタバタせずスマートに配れる方法。
・ウェルカムスペースにディスプレイ:自分で取ってもらうスタイルで、装飾としても映えます。
どの方法でも、ゲストに気持ちが伝わるように丁寧な対応を心がけましょう。
ドラジェは「映えるアイテム」として、前撮りやフォトウェディングにもおすすめ。
色味や形が写真に映えるため、演出小物として取り入れやすいです。
ドラジェをブーケのように見立てて撮影小物にしたり、リングと並べて幸せをいっぱいの写真にしたりと、写真に残すことで、意味もビジュアルも両方の思い出を形にできます。
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