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結婚を決め、お互いの両親への挨拶をすませたら、かつては結納をするのが一般的でしたが、最近では両家の顔合わせの食事会をする人が増えてきています。お互いの両親が初めて顔を合わせる場。失敗なくスムーズに行うためにも、事前に準備すべき内容や当日の流れ、マナーなどについてしっかりと押さえておきましょう。
初めてお会いする顔合わせの席では、人の好みが分かれる政治関係の話題や、特定の宗教に関する話をするのは控えるのが常識です。自分たち家族はよかれと思って話をしていても、意図せずして相手の家族の気分を害してしまう可能性があります。
例えば、相手の家族の中に関係者がいるかもしれませんので、特定の企業や人物に関する批判など、極端にネガティブな発言は控えていたほうが無難です。
さらに、野球やサッカーなど、あるスポーツチームの熱狂的なファンであるかもしれませんので、相手の反応を見ながら話を進める配慮をしておくことも重要となりますね。
最後に、顔合わせの場で、かかった費用などお金の話を持ち出すこともその場の雰囲気を壊してしまう要因となりかねませんので、注意しておきましょう。
顔合わせの場での服装は、両家のあいだでアンバランスにならないように、事前にパートナーとの打ち合わせをしっかりとしておきましょう。基本的に、洋装であれば、男性は「ダークスーツ」、女性は露出が控えめな「ワンピース」や「スーツ」がおすすめで、格をあわせることが重要です。
和装の場合には、男性が「紋付羽織袴」、女性は「訪問着」や「色留袖」等が基本となります。また、両親の服装は、新郎新婦よりも控えめな色で、格上にならないよう、会場の雰囲気に合うものを選びましょう。
顔合わせは両家が初めて顔を合わせる場です。お互い紹介しあう前に顔を合わせることのないように、当日は会場で待ち合わせるのではなく、必ず二人がそれぞれの両親をエスコートして会場に連れていきましょう。
また、緊張すると会話が途切れて気まずい雰囲気になりがちです。和やかな雰囲気で会を進められるように、あらかじめいくつかの話題を用意しておくとよいでしょう。
初対面なのでそれぞれの呼び方にも注意が必要です。新郎新婦は「(名前)さん」、両親は「お父様」「お母様」と改まった呼び方をするようにしましょう。
また、食事のペースや食事を運んできてもらうタイミングなどについて、会場となるホテルやレストランにしっかりと伝えておくことも大切です。
両家の初めての顔合わせを成功させるためには、事前準備をしっかりとしておくことがポイントとなります。決まりやしきたりは特にないので、二人らしい演出をするとよいでしょう。
本記事は、2016年08月10日公開時点の情報です。
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