Photorait編集部
二人の愛の証である、婚約指輪と結婚指輪。フォトウェディングや前撮りでは、この大切な指輪が主役となる「手元ショット」を、おしゃれに残したいですよね。この記事では、定番の構図から、SNSで映えること間違いなしのクリエイティブなアイデアまで、指輪を素敵に見せる撮影のコツを実例とともに徹底解説。指輪交換のセレモニーがないからこそ、写真で最高の思い出を残しましょう。
フォトウェディングや前撮りの撮影では、ドレスや和装での全身ショット、ふたりの表情がわかるアップのショットなど、様々な写真を撮りますよね。その中でも、私たちが特におすすめしたいのが「指輪」が主役の写真です。
挙式での指輪交換がないフォトウェディングだからこそ、指輪にフォーカスした一枚は、結婚の記念として一層特別な意味を持ちます。なぜ多くのカップルが指輪の撮影を大切にするのか、その理由を3つのポイントから見ていきましょう。
婚約指輪や結婚指輪は、ただのアクセサリーではありません。プロポーズの瞬間の思い出、これから夫婦として歩んでいくという決意、そして、ふたりで一緒に選んだ時間。たくさんの物語が詰まった、世界に一つだけの特別なアイテムです。
そんな指輪が主役の写真は、ふたりの絆や愛情という、目には見えない大切なものを形にしてくれます。特に婚約指輪は、結婚後は着ける機会が減ってしまうことも。だからこそ、プロのフォトグラファーによる美しい写真で、その輝きを一生の思い出として残しておくことには、大きな価値があるのです。
撮影した写真は、友人や家族への結婚報告にも使いたいですよね。そんな時、指輪にフォーカスした手元のアップショットは、とても使いやすく人気があります。
顔を出すのは少し照れくさいというカップルでも、手元の写真なら気軽に投稿しやすいのがメリット。さりげなく、でもはっきりと結婚したことを伝えられる、おしゃれな一枚になります。InstagramなどのSNSで「#結婚しました」「#夫婦になりました」といったハッシュタグと共に投稿すれば、たくさんの祝福メッセージが届くことでしょう。スタイリッシュな結婚報告をしたいふたりには、必須のショットと言えます。
フォトウェディングのアルバムを見返すとき、指輪の写真は、その時の幸せな気持ちを鮮明に思い出させてくれます。指輪を選んだ時のワクワクした気持ち、撮影当日の少し緊張した空気感、そして、これから始まる新しい生活への希望。
一枚の写真が、そんなたくさんの感情を呼び起こすきっかけになります。何年、何十年と時が経っても、夫婦の原点を思い出させてくれる、お守りのような存在になるかもしれません。ふたりの人生という長い物語の、大切なプロローグを飾る一枚として、こだわりの指輪ショットを残してみてはいかがでしょうか。
ここからは、具体的な指輪ショットのアイデアをご紹介します。まずは、どんな衣装やロケーションにも合う、基本の定番ポーズから。シンプルだからこそ、指輪の美しさやふたりの仲の良さがストレートに伝わります。カメラマンに希望を伝える際の参考にしてくださいね。
最も王道で、指輪そのもののデザインをしっかりと見せることができるのが、ふたりの手を優しく重ねた構図です。新郎の大きな手に、新婦の華奢な手がそっと重なる様子は、とてもロマンチック。
このポーズのポイントは、指輪にしっかりとピントを合わせ、背景を少しぼかすこと。そうすることで、指輪の輝きが際立ち、主役感のある一枚に仕上がります。婚約指輪と結婚指輪を重ね付けしている場合は、その美しさを余すところなく写真に残せるおすすめのショットです。和装でも洋装でも、どんなシーンにもマッチする定番ポーズなので、必ず撮影しておきたい一枚ですね。
ふたりの仲の良さや、リラックスした雰囲気を表現したいなら、「手つなぎ」のショットがおすすめです。指を絡ませ合うことで、より親密でナチュラルな印象になります。
手元だけのアップも素敵ですが、少し引いて、ふたりの表情も少しだけフレームに入れると、より温かい雰囲気の写真に。公園の緑を背景にしたり、夕暮れのビーチで撮影したりと、ロケーションの魅力も一緒に写し込むことができます。お互いの指輪を見せ合うように、少し角度を工夫するのが綺麗に撮るコツです。
婚約指輪を用意しているカップルなら、ぜひ撮影したいのがプロポーズの瞬間を再現した「箱パカ」ショットです。リングケースを開けて婚約指輪を差し出すシーンは、何度見返しても胸が高鳴る、特別な思い出になります。
このショットは、新郎がひざまずいてプロポーズする構図が定番ですが、ふたりで一緒にケースを覗き込むようなポーズも人気です。新婦の驚いた表情や、嬉しそうな笑顔も一緒に写真に残すことで、より感動的な一枚になるでしょう。フォトウェディングだからこそできる、幸せな瞬間の再現。ぜひチャレンジしてみてください。
定番のポーズに慣れてきたら、次は「前撮り小物」を使って、もっとオリジナリティあふれる指輪ショットに挑戦してみましょう。ふたりにとって意味のあるアイテムをプラスするだけで、写真の物語性がぐっと深まります。
花嫁の象徴でもある「ブーケ」は、指輪ショットを華やかに彩ってくれる最高の小物です。ブーケをそっと握る手元を撮影すれば、指輪と花の美しさが相まって、とてもエレガントな一枚に。
また、指輪だけをブーケの上に乗せて撮影するのも人気のアイデア。花の色合いと指輪の輝きがマッチして、まるでおしゃれな雑誌の1ページのような写真が撮れます。ロケーション撮影なら、道端に咲いている小さな草花を背景にするだけでも、ナチュラルで素敵な雰囲気を演出できますよ。
ふたりが法的に夫婦となる証である「婚姻届」。この大切な書類と指輪を一緒に撮影するのも、とても記念になるアイデアです。
婚姻届の記入欄に並んだふたりの名前に、そっと指輪を置くだけ。これから新しい人生を共に歩むという実感がこみ上げてくる、感動的な一枚になるでしょう。まだ入籍前で、前撮りで初めて婚姻届に記入するというカップルなら、その記入シーンを撮影してもらうのも素敵な演出です。まさに、この瞬間にしか撮れない、特別な記念写真になります。
指輪の内側に入れた「刻印」や、手作りの「リングピロー」など、ふたりのこだわりが詰まったアイテムがあれば、ぜひそれも一緒に撮影しましょう。
指輪を2つ並べて、内側に刻んだ記念日やイニシャルを見せるように撮影すれば、写真に込められた想いがより一層伝わります。また、挙式はしなくても、お気に入りのリングピローを用意して、その上に指輪を置いて撮影するのも素敵です。ふたりだけの特別なアイテムと一緒に撮ることで、ウェディングフォトがもっとパーソナルで、愛おしいものになるはずです。
撮りたい指輪ショットのイメージは膨らんできましたか?
最高の写真を残すためには、撮影当日までのちょっとした準備がとても大切です。ここでは、後から見返しても大満足できる一枚を撮影するために、事前にやっておきたい3つのポイントをご紹介します。
手元がアップになる指輪ショットでは、指先の状態が思った以上に見られるものです。せっかくの素敵な写真も、爪が伸びていたり、手が乾燥していたりすると少し残念な印象に。
撮影の数日前には、ネイルサロンでブライダルネイルをしてもらったり、セルフで丁寧にケアをしたりと、指先までしっかりとお手入れをしておきましょう。ネイルのデザインは、衣装や指輪の色に合わせて選ぶのがおすすめ。シンプルなフレンチネイルや、肌馴染みの良いベージュ・ピンク系なら、どんなシーンにも合います。また、前日の夜はハンドクリームをたっぷり塗って、潤いのある手で当日に臨みましょう。
「こんな雰囲気で」「こんなポーズで」という理想のイメージがあるなら、ぜひ事前にカメラマン(フォトグラファー)と共有しておきましょう。
InstagramやPinterestなどで見つけたお気に入りの写真をいくつか集めて、「撮影指示書」として簡単な資料にまとめておくのがおすすめです。口頭で伝えるだけでなく、具体的な写真を見せることで、カメラマンもふたりの希望を正確に理解しやすくなります。
「このポーズは必ず撮りたい」「小物を使ってこんな写真を」など、こだわりたいポイントを明確に伝えておくことで、当日の撮影がスムーズに進み、満足度の高い仕上がりにつながります。
意外と忘れがちなのが、主役である指輪本体のクリーニングです。普段から身に着けている結婚指輪などは、気付かないうちに皮脂や小さな傷で輝きが鈍っていることも。
購入したジュエリーショップに持っていけば、無料でクリーニングしてくれる場合がほとんどです。専用の機械で洗浄してもらうだけで、驚くほどピカピカになり、ダイヤモンドの輝きも見違えるようになります。撮影の1週間前くらいを目安に、ぜひお店に相談してみてください。最高の輝きを放つ指輪で、一生の記念に残る写真を撮影しましょう。
結婚指輪や婚約指輪が主役の「手元ショット」、たくさんのアイデアをご紹介しましたが、撮ってみたいポーズは見つかりましたか?
挙式での指輪交換というセレモニーがないフォトウェディングだからこそ、写真でふたりの誓いの証をしっかりと形に残すことは、とても意味のあることです。手元のアップから、小物や表情を活かした構図まで、少し工夫するだけで、ありきたりではない、ふたりだけの特別な一枚が生まれます。
・プロポーズの感動や、指輪選びの思い出を大切にしたい
・SNSなどでおしゃれに結婚報告をしたい
・挙式はしないけど、結婚の「証」となる写真が欲しい
・ディテールにこだわった、オリジナリティあふれる写真を残したい
定番のポーズももちろん素敵ですが、そこにふたりらしいアイテムや思い出の場所を掛け合わせることで、写真はもっともっと魅力的になります。
今回ご紹介したアイデアをヒントに、ぜひお二人で「どんな指輪ショットを撮りたいか」を話し合ってみてください。その時間が、きっと撮影当日をさらに楽しいものにしてくれるはずです。
そして、そのイメージをぜひフォトグラファーに伝えてみてください。プロの視点から、さらに素敵なアイデアを提案してくれるかもしれません
本記事は、2025年09月12日公開時点の情報です。
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