
Photorait編集部
「結婚式はしないけど、両親に晴れ姿を見せたい」「親族だけでささやかなお祝いの席を設けたい」。そんなニーズに応えるのが「フォトウェディング+食事会」プランです。撮影後にそのまま会食ができるため、両家の顔合わせも兼ねることができ、準備の負担も最小限。この記事では、当日の流れ(段取り)や衣装の着替え、費用相場まで、気になるポイントを徹底解説します。

「写真だけでは少し物足りない、でも披露宴は大変…」と考えるカップルに、フォトウェディングと食事会(会食)のセットプランが選ばれています。まずは、その大きな3つの魅力をご紹介します。
最大の魅力は、結婚式や披露宴を行うよりも費用をぐっと抑えながら、家族や両親にしっかりと晴れ姿をお披露目できる点です。
一般的な結婚式・披露宴にかかる費用は数百万円にのぼることもありますが、フォトウェディングと食事会のプランであれば、スタジオ撮影と10名程度の会食を合わせても、数十万円で実現できるケースがほとんど。
「盛大な式は望まないけれど、親への感謝の気持ちは伝えたい」「ひとつの“けじめ”として、ウェディングドレス姿を見せて安心させたい」という、実利と想いを両立できるのが、このスタイルの強みです。
準備の手間や当日の移動負担が圧倒的に少ないことも、多忙なカップルに選ばれる理由です。
披露宴のような大規模な招待状の準備や、複雑な席次・演出のプランニングは不要。食事会の会場も、スタジオと提携しているレストランやホテルを選べば、「ワンストップ」で予約が完了することも多くあります。
また、当日のスケジュールも「午前中に撮影、午後に会食」と、1日でコンパクトに完結させることが可能です。遠方に住んでいる両親を招待する場合でも、移動や宿泊の負担を最小限に抑えられます。
「フォトウェディング+食事会」は、「両家の顔合わせ」や「親族紹介」の場として最適です。
すでに入籍を済ませていて、「きちんとした顔合わせの機会を逃してしまった」というカップルは少なくありません。そんなとき、フォトウェディングというお祝いの席を設けることで、あらためて両家が顔を合わせ、和やかに親睦を深める絶好の機会になります。
新郎新婦の晴れ姿という共通の話題があるため、会話も弾みやすく、緊張しがちな顔合わせもリラックスした雰囲気で行えるでしょう。
「当日はどんなスケジュールになるの?」と不安な方のために、一般的な当日の流れ(段取り)と、気になる衣装のポイントを解説します。
撮影する場所(スタジオorロケーション)や、会食をスタートしたい時間によってスケジュールは変動しますが、一例として「スタジオ撮影+夜の会食」のパターンをご紹介します。
<1日で完結するスケジュール例>
10:00 スタジオ入り(ヘアメイク・着替え)
12:00 スタジオ撮影スタート
14:00 撮影終了・着替え
15:00 (自由時間・休憩)
16:30 食事会会場へ移動
17:00 両家・親族が会場に集合
17:30 食事会スタート(新郎新婦から挨拶・乾杯)
19:30 食事会 終了(お開き・解散)
ロケーション撮影を挟む場合は移動時間が増えるため、より余裕を持ったスケジュール組みが必要です。
食事会に「どの服装で」参加するかは、プランの満足度を左右する重要なポイントです。主な選択肢は3つあります。
1.撮影後に「私服・平服」に着替える(最も一般的)
撮影の緊張感から解放され、リラックスして食事と会話を楽しめます。ゲストである家族も気兼ねなく過ごせるため、アットホームな会にしたい場合に最適です。
2.「ウェディング衣装のまま」会食する
会場が許可している場合、ドレスや和装のまま食事会へ移ることも可能です。親族に晴れ姿をゆっくり見てもらえるのが最大のメリットですが、衣装の汚損リスクや、長時間の着用による疲れ、追加のレンタル料金が発生する可能性も考慮しましょう。
3.「別の衣装(パーティードレスなど)」に着替える
撮影後は私服に着替え、会食が始まる前にお色直しとしてパーティードレスやきれいめなワンピースに着替えるパターンです。「結婚式らしさ」と「リラックス感」を両立できる良い選択肢です。
どのスタイルを選ぶ場合でも、「着替える場所とタイミング」は事前にスタジオや会場としっかり確認しておきましょう。
撮影場所と食事会会場が異なる場合は、移動手段の手配も必要です。
最もスムーズなのは、「撮影スタジオと提携している、または同じ施設内にある会場」を選ぶことです。これなら移動距離が最小限で済み、着替えなども含めてスタッフが連携してサポートしてくれます。
もしご自身で会場を手配する場合は、スタジオからの距離(タクシーで何分かかる、など)を事前に調べておき、撮影の終了時間と会食の開始時間に十分な余裕を持たせておきましょう。
食事会の満足度は、会場とプラン選びにかかっています。費用やマナーについても確認しておきましょう。
フォトウェディングのスタジオの多くは、近隣のホテルやレストランと提携し、「食事会付きプラン」を用意しています。これを利用するメリットは非常に大きいです。
・連携がスムーズ:撮影時間と会食の開始時間を、スタジオと会場側が連携して最適に組んでくれます。
・準備が楽:別々に予約する手間が省け、窓口が一つになることもあります。
・費用面での優待:セットプランになることで、会場の個室料が無料になったり、ドリンクが割引になったりする特典が付く場合があります。
特にこだわりがなければ、まずはスタジオに提携会場を紹介してもらうのが、最も簡単で安心な方法です。
食事会の費用は、「料理・飲物のコース料金 × 人数」が基本となります。
相場としては、1人あたり1万円〜2万円程度のコースを選ぶ方が多いようです。
これに、個室料(1万円〜3万円程度)や、オプション(乾杯酒、ケーキなど)の料金が加わります。
例えば、新郎新婦を含む10名で、1人1万5千円のコースを選んだ場合の目安は以下のようになります。
<費用目安(10名様の場合)>
料理・飲物:15,000円 × 10名 = 150,000円
個室料:20,000円
合計:170,000円
(※これにフォトウェディングの撮影料金が別途必要となります。)
「フォトウェディング+食事会」は、両家の両親と兄弟姉妹までを招待する、6〜10名程度の少人数で行うのが一般的です。もちろん、祖父母や親しい親族を招待するのも素敵です。
服装については、主役である新郎新婦がゲストに「どんな会にしたいか」を事前に伝えておくと親切です。
・新郎新婦:前述の通り、撮影後の私服(きれいめなワンピースやジャケットスタイル)が一般的です。
・両親・家族:結婚式のような正礼装(留袖・モーニング)である必要はまったくありません。
「スマートカジュアル」や「少し良いレストランに着ていく服装」(お父様はジャケット、お母様はワンピースやスーツなど)で揃えてもらうようお願いするのが、ゲストにとっても負担が少なくおすすめです。
最後に、ふたりと家族にとって最高のプランを見つけるためのチェックリストです。
希望のスタジオやプランを見つけたら、問い合わせや相談の際に以下の点を確認しましょう。
<食事会プラン チェックリスト>
[ ] 撮影と食事会は1日で完結できますか?
[ ] 提携している食事会会場(レストラン・ホテル)はありますか?
[ ] 撮影スタジオから会場までの移動手段・時間は?
[ ] 衣装のまま会食は可能ですか?
[ ] 撮影後に着替える場所はありますか?
[ ] 食事会の費用(1人あたりのコース料金、個室料)はいくらですか?
[ ] アレルギー対応や、子どものためのメニューはありますか?
[ ] キャンセル料はいつから発生しますか?
フォトウェディングと食事会の組み合わせは、「写真」という形に残る思い出と、「会食」という心に残る時間、その両方を叶えられる素晴らしい選択肢です。
結婚式や披露宴という形式にとらわれず、ふたりらしいやり方で、大切な家族へ感謝の気持ちを伝えてみませんか。
Photoraitでは「会食ができるスタジオ特集」や「会食付きプラン一覧」で絞り込んで検索することも可能です。ふたりと家族にとって、最高の一日となるフォトウェディングを見つけてくださいね。
本記事は、2025年11月15日公開時点の情報です。
情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。
Photorait編集部
Photoraitの運営チームが、さまざまな情報をお伝えしていきます。
[PR]Photoraitのおすすめスタジオ
Photoraitが注目する新しい定番スタイルをご紹介!
