Photorait編集部
ドレスや和装も素敵だけれど、もっと「自分たちらしい」自然体な姿で、大切な今を残したい。そんなお二人に、私服で撮るフォトウェディングをご紹介。この記事では、なぜ私服撮影の魅力や、SNSで映えるおしゃれなコーデ実例から、撮影のコツ、費用対効果の高いプランの選び方まで徹底解説します。
決まったウェディングドレスや和装での前撮りも、もちろん特別で素敵ですよね。でも最近、「もっと自分たちらしい、自然な表情の写真を残したい」と考えるカップルを中心に、あえて普段の「私服」でフォトウェディングを行うスタイルが注目されています。
「かしこまった撮影は少し苦手…」「費用は抑えたいけど、思い出は大切にしたい」
そんなお二人にこそ知ってほしい、私服での前撮りならではの魅力。それは単にカジュアルというだけではありません。ふたりの空気感を大切に、一生の記念に残るウェディングフォトを撮影するための、新しい選択肢なんです。ここでは、多くのカップルが私服での撮影を選ぶ、3つの大きな魅力についてご紹介します。
私服でのフォトウェディングが持つ一番の魅力は、何と言ってもその「二人らしさ」を最大限に表現できる点です。お気に入りの洋服や、おそろいで買った大切なスニーカー、好きなブランドのコーディネート。普段のふたりが好きなものを身に纏うことで、写真一枚一枚に自分たちの物語が色濃く写し出されます。
もちろん、費用を抑えられるという現実的なメリットも大きいポイントです。一般的に、ウェディングドレスや和装のレンタル衣装は数万円から数十万円の費用がかかることも。その点、私服であれば衣装代を大きく節約できます。
しかし、これは単なる「節約」ではありません。衣装にかけていた費用を、例えば「撮影場所にこだわる」「カット数を増やす」「アルバムの質を上げる」といった、ふたりが本当に大切にしたい他のポイントに充てることができる、賢い選択でもあるのです。費用対効果を考えながら、自分たちらしい最高の思い出作りができるのは、私服撮影ならではの魅力と言えるでしょう。
ウェディングドレスやタキシードを着ると、気分が高まる一方で、少し緊張してしまう…という方も少なくありません。慣れない服装での撮影では、表情が硬くなってしまったり、ポーズがぎこちなくなったりすることも。
その点、普段から着慣れている私服での撮影は、心からリラックスできるのが大きな魅力です。いつものデートの延長のような、リラックスした雰囲気の中で撮影が進むため、ふたりの何気ない、自然体な笑顔や表情を写真に残すことができます。
フォトグラファーも、そんなふたりの自然な空気感を大切に撮影してくれます。無理にポーズを作るのではなく、公園を散歩したり、カフェでおしゃべりしたりする瞬間を切り取ってもらう。そうして出来上がった写真は、作り込まれたウェディングフォトとは一味違う、温かく、見るたびにその時の楽しい気持ちが蘇る、特別な一枚になるはずです。
私服で撮影したウェディングフォトは、その後の使いやすさも抜群です。例えば、SNSでの入籍報告。フォーマルな結婚写真も素敵ですが、カジュアルでおしゃれな私服のツーショットは、友人にも「二人らしいね!」と親近感を持ってもらいやすいでしょう。
また、結婚式の代わりに親族や友人を招いて食事会を開くカップルなら、ウェルカムボードやペーパーアイテムに私服の写真を使うのもおすすめです。ゲストもふたりの普段の雰囲気が伝わる写真を見て、きっと和やかな気持ちになるはず。
かっちりとしたウェディングフォトと、おしゃれな日常のワンシーンのようなカジュアルフォト。この二つを上手に使い分けることで、結婚の報告や記念の演出の幅がぐっと広がります。「特別だけど、普段の私たち」という絶妙なバランス感が、私服フォトウェディングの大きな魅力なのです。
「私服での前撮りって、具体的にどんな服装がいいの?」と悩んでしまいますよね。ここでは、実際に多くのカップルが選んでいる、おしゃれで写真映えもする定番の私服コーデを、実例とともにご紹介します。
ポイントは「リンクコーデ」。全く同じペアルックではなく、色味やテイストをさりげなく合わせることで、洗練された統一感が生まれます。ぜひ、お二人のコーディネートの参考にしてみてください。
私服でのカジュアル前撮りで、最も人気が高く、そして絶対に失敗しないのが「白シャツ(Tシャツ)×デニム」の組み合わせです。シンプルだからこそ、二人の表情が際立ち、爽やかでナチュラルな雰囲気を演出できます。
白シャツはレフ板効果で顔色を明るく見せてくれるのも嬉しいポイント。デニムのブルーとのコントラストも美しく、ロケーションが自然豊かな公園でも、スタイリッシュな街中でもしっくり馴染みます。
【コーデのポイント】
・シャツの形を変える: 彼がTシャツなら、彼女はブラウスやシャツワンピースにするなど、アイテムの形で個性を出す。
・デニムの色味を合わせる: 濃紺で揃えてシックに、淡いブルーで揃えて爽やかに、など色のトーンを合わせると統一感が出ます。
・小物をプラス: 腕時計やアクセサリー、帽子などを加えて、シンプルコーデのアクセントに。
「全身おそろいは少し照れるけど、何かペア感を出したい」というカップルにおすすめなのが、「お揃いのスニーカー」を取り入れたコーディネートです。
あえて服装はシンプルにまとめ、足元に視線を集めることで、頑張りすぎていない“抜け感”のあるおしゃれな雰囲気に仕上がります。手をつないで歩くショットや、足元だけのカットなど、ポーズのアイデアも広がりますね。
【コーデのポイント】
・ブランドを揃える: 同じブランドの色違いモデルを履くのも素敵です。
・スニーカーを主役に: スニーカーを目立たせるために、パンツの丈はくるぶしが見えるアンクル丈がおすすめ。
・アクティブな撮影にぴったり: 公園やビーチなど、たくさん歩き回るロケーション撮影でも疲れにくいというメリットも。
ぐっと大人っぽく、スタイリッシュな雰囲気にしたいなら、「ワントーンコーデ」がおすすめです。特に人気なのが、全身を黒でまとめたオールブラックコーデ。二人の姿が背景から浮かび上がり、まるでアート作品のような印象的な一枚に。
また、ベージュや白、アースカラーで揃えたワントーンコーデは、柔らかく優しい雰囲気を演出できます。都会の街並みにも、自然の風景にも溶け込む、洗練されたコーディネートです。
【コーデのポイント】
・素材感で変化をつける: 同じ色でも、ニットとコットン、レザーなど、異なる素材感を組み合わせると、コーデに奥行きが出ます。
・色味を微妙にずらす: まったく同じ色でなくても、ベージュとオフホワイトのように、近いトーンの色で組み合わせる「グラデーションコーデ」もおしゃれです。
私服撮影は、二人の大切な思い出や物語を表現するのにもぴったりです。例えば、プロポーズされた日のことを思い出しながら、少しきれいめな服装で撮影する「プロポーズ風コーデ」。
男性はジャケット、女性はワンピースといったセミフォーマルなスタイルは、カジュアルすぎず、フォーマルすぎない絶妙なバランス。二人が出会った場所や、初めてデートしたカフェなど、思い出のロケーションで撮影すれば、より一層気持ちのこもった、感動的なウェディングフォトになるでしょう。
【コーデのポイント】
・場所の雰囲気に合わせる: 少し高級なレストランやホテルのロビーで撮影する場合は、服装もきれいめなスタイルを選ぶのがマナーです。
・婚約指輪を主役に: プロポーズの瞬間を再現するなら、婚約指輪が引き立つようなショットをフォトグラファーにお願いしてみましょう。
「服装がカジュアルだから、ヘアメイクも自分で簡単に…」と考えてしまうのは、実はもったいない!私服撮影を成功させる最大の鍵は、プロによるヘアメイクです。
普段着だからこそ、ヘアスタイルやメイクがきちんと整っていると、写真全体のクオリティがぐっと上がります。セルフメイクとは違う、プロならではの崩れにくいベースメイクや、写真映えを計算したポイントメイクは、ふたりの表情をより一層輝かせてくれるはず。
もちろん、ウェディングドレスの時のような作り込んだヘアメイクである必要はありません。「ナチュラルだけど、普段より少し華やかに」「ラフな雰囲気で」と、自分たちの理想のイメージを事前にフォトグラファーやヘアメイクさんに相談して、最高のコンディションで撮影に臨みましょう。この「普段着以上、フォーマル未満」の絶妙なバランスが、おしゃれな仕上がりを生むのです。
私服撮影は、ウェディングドレスや和装に比べて撮影場所の自由度が高いのも魅力の一つです。ロケーション選びには、大きく分けて2つの方向性があります。
1. 二人の「思い出の場所」で撮る
初めて出会った場所、初デートの公園、プロポーズされたレストランなど、二人にとって特別な場所で撮影すれば、写真を見返すたびにその時の思い出が蘇ります。何気ない日常の風景も、プロのフォトグラファーの手にかかれば、二人だけの特別な映画のワンシーンに変わるでしょう。
2. 開放感のある「非日常な場所」で撮る
緑が豊かな公園、青い海が広がるビーチ、レトロな雰囲気の街並みなど、普段は行かないようなロケーションを選ぶのも素敵です。開放的な場所では、自然とリラックスした表情が生まれやすく、動きのあるアクティブな写真を撮ることができます。
どちらの場所を選ぶにしても、「二人がそこでどんな写真を撮りたいか」というイメージを共有しておくことが大切です。事前に撮影許可が必要な場合もあるので、スタジオにしっかり確認・相談しましょう。
▶公園・ガーデンのロケーション一覧
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私服撮影で大切なのが、二人の服装の「統一感」です。とはいえ、頭からつま先まで全く同じアイテムを揃えた「ペアルック」は、少し子供っぽく見えてしまうことも。目指したいのは、さりげなくお互いを引き立て合う、洗練された「リンクコーデ」です。
【リンクコーデのポイント】
テーマカラーを決める: 「白とベージュ」「ネイビーとグレー」など、2〜3色のテーマカラーを決め、その色をそれぞれのコーディネートに取り入れます。
素材感を合わせる: 「二人ともリネン素材」「デニムとスウェット」など、洋服の素材感を合わせると、色が違っても統一感が出ます。
テイストを統一する: 「きれいめカジュアル」「アウトドア風」「スポーティー」など、服装全体のテイスト(雰囲気)を揃えるのが最も簡単でおしゃれに見える方法です。
「お揃いすぎない」絶妙なバランスが、写真にこなれ感と二人の仲の良さを写し出してくれます。ぜひ、撮影前に二人でコーディネートを考える時間も楽しんでみてくださいね。
コーディネートやヘアメイク、ロケーションが決まったら、仕上げに「小物(アイテム)」をプラスして、もっと二人らしいウェディングフォトにしてみませんか?
小物は、写真に彩りを加えるだけでなく、二人の個性やストーリーを表現するための大切なスパイスになります。撮影時の緊張をほぐすきっかけにもなるかもしれません。ここでは、カジュアルな私服撮影にぴったりの、おすすめアイテムアイデアをご紹介します。
結婚の記念として、婚約指輪や結婚指輪は絶対に写真に残しておきたい大切なアイテムです。
ドレスや和装での撮影でも指輪のショットは定番ですが、私服での撮影では、より自然な雰囲気で手元の写真を撮ることができます。手をつないで歩くシーンのさりげない一枚や、指輪にピントを合わせたアップのカットなど、フォトグラファーに希望を伝えてみましょう。エンゲージメントフォト(婚約記念写真)として私服撮影をするカップルなら、婚約指輪を主役にしたプロポーズ風のショットも素敵ですね。
二人の「自分たちらしさ」を表現するのに最も効果的なのが、趣味や好きなもの、出会いのきっかけになったアイテムを撮影に持ち込むことです。
例えば、
・カメラ好きのカップルなら… お互いを撮り合う様子や、お気に入りのカメラを並べたショット
・音楽好きのカップルなら… ギターや好きなアーティストのレコード
・読書好きのカップルなら… お気に入りの本を持ち寄って、公園のベンチで読むシーン
・カフェ巡りが趣味なら… 思い出のカフェでコーヒーを飲む様子
など、アイデアは無限大。二人にとって意味のあるアイテムが写り込むことで、写真の物語性が深まり、他の誰にも真似できない、オリジナリティあふれる一枚になります。
「カジュアルな雰囲気がいいけど、ウェディングらしさも少し欲しい」という欲張りな花嫁さんにおすすめなのが、私服コーデに「ブーケ」や「ヘッドパーツ」を合わせる上級テクニックです。
シンプルなTシャツとデニムのスタイルに、小ぶりでナチュラルなブーケをプラスするだけで、一気に華やかで特別な雰囲気に。あるいは、シンプルなワンピースに花のヘッドパーツをつければ、まるで海外のガーデンウェディングのような、おしゃれな写真に仕上がります。
この「カジュアル×フォーマル」のミックススタイルは、頑張りすぎていないのに、しっかりと花嫁としての特別感を演出できるのが魅力。フォトスタジオによっては、小物だけのレンタルが可能な場合もあるので、ぜひ一度相談してみてください。
「私服でのフォトウェディング、なんだか楽しそう!」と思っていただけましたか?
最後に、実際に私服での前撮りをどうやってスタジオに依頼すればいいのか、費用感やプランの選び方について解説します。自分たちの希望や予算に合った、最適なプランを見つけるための参考にしてくださいね。
最も手軽で、費用対効果を重視するカップルにおすすめなのがこのパターンです。
多くのフォトスタジオでは、ウェディングドレスや和装の基本プランに、有料オプションとして「私服での撮影」を追加することができます。
【メリット】
・ドレスや和装といったフォーマルな写真と、カジュアルな私服写真の両方を1日で撮影できる。
・ヘアメイクも一度で済むため、手間と時間がかからない。
・私服撮影だけのプランを別途申し込むより、合計費用が安くなることが多い。
【注意点】
・撮影時間が限られているため、私服での撮影カット数は少なめになる可能性がある。
・スタジオによっては、着替え1着につき追加料金が発生する場合があるため、事前の確認が必要。
「せっかくだからドレスも着たいけど、普段の二人らしい写真も少しだけ欲しい」というカップルにぴったりの選択肢です。
「私たちはドレスや和装にはこだわらない。その分、私服でたくさんの素敵な写真を残したい!」というカップルには、私服撮影をメインとした「カジュアル前撮りプラン」や「エンゲージメントフォトプラン」がおすすめです。
【メリット】
・撮影時間のすべてを私服撮影に充てられるため、様々なロケーションやポーズで、たくさんのカットを撮影できる。
・費用がドレス撮影プランよりリーズナブルに設定されていることが多い。
・「私服撮影」に特化しているため、フォトグラファーもカジュアルな雰囲気の撮影に慣れていることが多い。
【注意点】
・スタジオによっては、私服撮影のみのプランを用意していない場合がある。
・プランにヘアメイクが含まれているかどうかの確認が必要。
自分たちのこだわりを詰め込んだ、オリジナリティあふれるウェディングフォトを追求したい二人に最適なプランです。
私服撮影のプランを選ぶ際には、「どこで撮るか」も大切なポイントです。
【スタジオ撮影】
シンプルな背景で、二人の表情やコーディネートを主役にしたい場合におすすめです。天候に左右されず、快適な環境で撮影に集中できます。ライティングを駆使した、おしゃれで作り込まれた写真を撮ることも可能です。
【ロケーション撮影】
思い出の場所や、開放的な風景の中で自然体な姿を残したいカップルにぴったり。公園の緑や、海辺の夕日など、その場所ならではの空気感が写真に写り込み、物語性のある一枚になります。ただし、天候に左右されるリスクや、移動の手間がかかる点も考慮しましょう。
たくさんのスタジオやプランがあるので、どれがいいか迷ってしまいますよね。そんな時は、こんな比較サイトもありますので、二人の希望(撮影場所、費用、データ枚数など)に合ったプランをじっくり探してみてください。
ここまで、私服でのフォトウェディング・前撮りの魅力や、おしゃれなコーディネート、準備のポイントについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ウェディングフォトのスタイルは、年々多様化しています。大切なのは、他の誰かと同じであることではなく、「ふたりが心から満足できる、自分たちらしい記念の形」を見つけることです。私服でのカジュアルな前撮りは、そのための素敵な選択肢の一つと言えるでしょう。
最後に、この記事のポイントをまとめます。私服でのフォトウェディングは、特にこんな希望を持つカップルにぴったりです。
・費用は抑えたいけど、写真は妥協したくない
・かしこまった雰囲気や、決められたポーズは少し苦手
・「二人ならでは」の個性やストーリーを写真で表現したい
・普段の自然体な表情を、プロのクオリティで美しく残したい
・SNSやウェルカムボードで使う、おしゃれで使いやすい写真が欲しい
一つでも当てはまるなら、ぜひ私服での撮影を検討してみてはいかがでしょうか。きっと、ドレスや和装とはまた違った、温かくて愛おしい、一生の宝物になるはずです。
「私たちのイメージに合うスタジオはどこだろう?」
そう思ったら、まずは様々なフォトスタジオのギャラリーを見て、好きな雰囲気の写真を探すことから始めてみましょう。
最近では、多くのスタジオが私服撮影(エンゲージメントフォト)のプランに力を入れています。この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひお二人にぴったりの一枚を撮影してくださいね。
スタジオを探す際は、「どんな場所や雰囲気で撮りたいか」を重視するならスタジオから、「費用や内容」を重視するならプランから探すのがおすすめです。あなたに合った方法で、最高のウェディングフォトを叶えましょう!
▼エンゲージメントフォトが撮影できるスタジオ一覧
https://www.photorait.net/search/kodawari_search/58
▼エンゲージメントフォトプランの検索結果一覧
https://www.photorait.net/search/plan/result?plan_types[]=5
本記事は、2025年09月11日公開時点の情報です。
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Photorait編集部
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