Photorait編集部
フォトウェディングは、結婚式を行わないカップルや写真にこだわりたいカップルに選ばれる人気のスタイルです。ただし「実際にいくらかかるのか」「スタジオとロケーションでどのくらい差があるのか」といった費用面は気になるポイント。この記事では、全国の平均費用や相場をはじめ、撮影スタイル別・地域別の料金目安をわかりやすく解説します。予算に合ったプランを探す参考にしてください。
・全国の費用平均は約26万円。
・スタジオ撮影平均費用は約11万円、ロケーション撮影の平均費用は約15.9万円(2025年8月時点Photorait掲載中プラン料金より)。
・夫婦の費用負担割合は折半が最多。
・費用を安く抑えるコツはオフシーズン&平日の撮影。
結婚式費用と比較されがちなフォトウェディングや前撮りですが、それでも決して安い費用ではありません。実際には何に費用が掛かっているのか?と疑問や不安に思うこともあるのではないでしょうか。
フォトスタジオによってまとめ方は異なりますが、一般的な内訳やオプションの例をご説明します。
撮影料
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・プロのカメラマンに依頼する人件費、技術料、撮影機材使用料
・明るさやコントラスト調整など軽微な撮影データ修正
以上のような内容が含まれていることが多いです。
衣装代
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・新婦衣装のレンタル料
・新郎衣装のレンタル料
衣装にはグレードがあることが多く、プランの対象になっている以外の衣装を選ぶ場合はオプション料金が発生します。
ヘアメイク・着付け代
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・ヘアセット
・ヘアセットにあわせたメイク
・衣装の着付け
新郎のヘアセットやメイクもお願いしたい場合は、プランに含まれているかしっかり確認しましょう。
またヘアセットやメイクのリハーサルは別料金であることがあります。
事前に納得のいくイメージをすり合わせたい場合は別途検討しましょう。
小物・アクセサリーのレンタル代
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撮影時にアクセントになる小物やアクセサリーをレンタルする費用です。
ご自身で持ち込む場合も、持ち込み料が発生することがあります。
撮影時の小物例:和傘
撮影時の小物例:ブーケ
データ代
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撮影した写真データの費用です。
撮影した全てのカットを受け取れるわけではなく、プランによって撮影した全データを貰えるのか、50枚や100枚など決まった枚数をセレクトする形なのかが決まっています。
足りない場合はオプションで追加できることが多いです。
レタッチ代
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肌の質感や体型補正、写りこみの削除などのデータ修正をしてもらう費用です。
受け取る全データが対象の場合もあれば、レタッチ枚数に上限がある場合もあります。
足りない場合はオプションで追加できることが多いです。
施設利用料(スタジオ撮影の場合)
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・スタジオ利用料
・照明機材の利用料
・設備の利用料
など、スタジオ利用に関する全般の費用です。
交通費・出張料・施設利用料(ロケーション撮影の場合)
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・出張料
・撮影場所までの交通費
・撮影で使用する施設の利用料
オプション費用
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プランに含まれる費用とは別に、任意で追加するオプションも多くあります。代表的な例をいくつかあげると次のようなものになります。
◆アルバム代
撮影したカットは基本的にはデータで受け取ることになりますが、記念としてきれいにアルバムにしておきたい場合のために、多くのスタジオでオプションとして用意されています。
◆レタッチ枚数の追加
美肌や体型補正などのしっかりとしたレタッチは、全データが対象になっていないことがしばしばあります。レタッチ枚数追加を行うと枚数にもよりますが、数万円程度かかってきますので、「当初の見積もりより値上がりした」となりやすいポイントです。必要枚数がプランに含まれているかしっかり確認しましょう。
◆カメラマン指名料
フォトグラファーが複数名在籍する場合、指名をすると費用がかかることがあります。
◆衣装のグレードアップ、衣装の持ち込み料
スタジオが用意している衣装の中から選ぶ際、デザイン性の高いものやブランドものなど衣装によっては追加費用が発生します。プランに含まれない衣装を選ぶ際はオプション料金になります。
また、衣装を自前で用意したい場合も、「持ち込み料」が発生するスタジオもあります。衣装にこだわりたい場合はよく確認しましょう。
◆衣装の追加
プラン内で用意された衣装では足りない場合、衣装を追加することができます。Photorait調べによると、挙式なしのフォトウェディングで2着着たカップルが44%、結婚式の前撮りで2着着たカップルが39%といずれも2着が最多でした。
プランに何着含まれているのか確認し、必要に応じてオプションを検討しましょう。衣装を追加する場合、撮影するカット数も増やしたいのかなど、関連して他のオプションが発生しそうかも考えておきましょう。
実際にフォトウェディングや前撮りを行ったカップルにアンケート取った結果、全国平均は約26万円でした。これにはオプションを追加した費用などが含まれていますが、プラン料金ベースではどれくらいなのでしょうか?Photoraitに掲載されているプラン(2025年8月時点)をもとに平均費用や費用相場をまとめました。
スタジオ撮影の平均費用と費用相場
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スタジオ撮影の場合、平均費用は約11万円、費用相場としては9万円~10万円でした。これには撮影料、新婦衣装1着、新郎衣装1着 、着付け、ヘアメイク、小物一式が含まれます。プラン料金を元に算出しており、受け取れるデータカット数や衣装数を追加すると、これに数万円単位でオプション費用が発生する場合があります。
ロケーション撮影の平均費用と費用相場
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ロケーション撮影の場合、平均費用は約15.9万円、費用相場としては15.3万円~17万円でした。これには撮影料、新婦衣装1着、新郎衣装1着 、着付け、ヘアメイク、小物一式が含まれます。プラン料金を元に算出しており、受け取れるデータカット数や衣装数を追加すると、これに数万円単位でオプション費用が発生する場合があります。
地域別「スタジオ撮影」の平均費用と費用相場
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北海道|
・平均費用は約9.6万円
・費用相場は3万円~7.4万円
東京都|
・平均費用は約10.9万円
・費用相場は9万円~10万円、低価格相場で3.6万~4.7万
愛知県|
・平均費用は約12.7万円
・費用相場は8.3万円~10.2万円
大阪府|
・平均費用は約12.4万円
・費用相場は8.9万円~11.1万円
京都府|
・平均費用は約10.2万円
・費用相場は9.2万円~11.6万円
沖縄県|
・平均費用は約10万円
・費用相場は7.4万円~10.3万円
※いずれも2025年8月時点でPhotoraitに掲載されているプラン料金を参考にしています。
※撮影料、新婦衣装1着、新郎衣装1着 、着付け、ヘアメイク、小物一式が含まれます。
※プラン料金を元に算出しており、受け取れるデータカット数や衣装数を追加すると、これに数万円単位でオプション費用が発生する場合があります。
地域別「ロケーション撮影」の平均費用と費用相場
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北海道|
・平均費用は約19.6万円
・費用相場は16.5万円~22万円
東京都|
・平均費用は約17万円
・費用相場は14.1万円~17万円
愛知県|
・平均費用は約14.6万円
・費用相場は9.2万円~18.5万円
大阪府|
・平均費用は約17.4万円
・費用相場は13万円~15.8万円
京都府|
・平均費用は約16.4万円
・費用相場は14.7万円~18.3万円
沖縄県|
・平均費用は約14万円
・費用相場は8.5万円~17万円
※いずれも2025年8月時点でPhotoraitに掲載されているプラン料金を参考にしています。
※撮影料、新婦衣装1着、新郎衣装1着 、着付け、ヘアメイク、小物一式が含まれます。
※プラン料金を元に算出しており、受け取れるデータカット数や衣装数を追加すると、これに数万円単位でオプション費用が発生する場合があります。
Photoraitに掲載されているプランはこちらから検索することができます。
Photoraitでプランから探す >
フォトウェディングを行うとしてどのように費用負担を行うべきか、どういった基準で負担割合を決めるべきか、「パートナーにどう提案しよう?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。Photoraitが独自でアンケートを行った結果は次の通りでした。
・費用負担割合の最多は「全額を均等に折半」が38%、次いで「共通費用は折半、オプションは各自負担」が20%でした。
・費用負担割合の決め方は「夫婦の収入に応じて決定」が33%、「均等負担を前提に決定(全費用を半分ずつ)」が29%でした。
折半という考え方が多数派であり、費用負担の割合を変えるのであれば収入に応じてというのが一般的のようです。
アンケート結果
Q.フォトウェディングの費用負担割合を教えてください。
Q.フォトウェディングの費用負担割合の決め方を教えてください。
冬・夏のオフシーズン
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一般的に、冬(12月〜2月)と真夏(7月〜8月)はフォトウェディングのオフシーズンとされ、比較的安いプランやキャンペーンが実施されやすい時期です。
人気の高い桜や紅葉のシーズンを外していることに加え、気温の厳しさや天候の不安定さから屋外撮影を避ける人が多いです。
春・秋のハイシーズン
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春(3〜5月)や秋(9〜11月)はハイシーズンにあたり、料金が高めに設定されやすく、また予約が埋まりやすい時期です。
気候が安定しており撮影に適していることに加え、桜や紅葉といった季節の風景を背景に撮影できることが人気の理由です。
プラン内容や時期によっては予算を超えてしまうこともあります。少しでも賢く費用を抑えるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
オフシーズンを狙う
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ロケーション撮影を検討している場合は、冬(12〜2月)や真夏(7〜8月)など予約が減りやすいオフシーズンを狙いましょう。お得な割引やキャンペーンが実施されやすく、それらを利用することで全体的な節約が可能です。
一方で真夏に和装を着る場合や真冬にドレスを着る場合は熱中症対策や寒さ対策が必須です。
平日の撮影を狙う
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フォトウェディングの費用には、土日祝日の料金がプラスされることも多いです。
オフシーズンだけでなく、平日の撮影を選ぶことで費用の節約が可能です。
プラン内容の見直し
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プランに含まれる内容を確認し、本当に必要なものだけを選ぶようにしましょう。衣装を1着に絞る、撮影データ数を減らすなど「引き算」の工夫で費用を節約できます。
小物やアクセサリーは自分で用意する方法も有効ですが、その場合は持ち込み料がかからないスタジオを選びましょう。
スタジオ撮影を選ぶ
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スタジオ撮影を選ぶことも節約につながりやすいです。
ロケーション撮影では、出張料・交通費や撮影場所の利用料、許可申請料など、スタジオ撮影にはない追加費用が発生する場合があります。また、プランによっては天候不良による延期やキャンセルに費用がかかることもあり、スタジオ撮影ならこうしたリスクを軽減できます。
さらに、移動がない分、撮影にかかる時間が短く、短時間・低価格のプランが設定されていることも多いのが特徴です。ただし、設備やセットにこだわったスタジオでは料金が高くなる場合もあるため、事前に見積もりを確認して比較検討すると安心です。
いかがでしたでしょうか?
費用の内訳や相場を把握したうえで、おふたりにとって最適なプランを選ぶことが大切です。
Photoraitでは、予算や衣装(和装・洋装・私服)、撮影場所(スタジオ・ロケーション)などさまざまな条件からプランを検索できます。
ぜひ、おふたりにぴったりなプランを探してみてください。
本記事は、2025年08月20日公開時点の情報です。
情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。
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