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STORY 03

編集部取材記事

“はなまる”な毎日が続く、人生を彩るワクワク体験

2022年9月撮影 photo by 大場 雅史
撮影スタジオ:ONESTYLE 仙台 [宮城県]

山形県上山市で親族が営んでいた印刷会社を引き継いだ。
父の故郷であり、雄大な蔵王連峰の景色が広がり、大好きな温泉があるこの街を盛り上げたい。人々が集い、情報を発信する「ブックカフェ」のオープンを決意した。仲間の力を借りてふたりでペンキを塗り、イチからオープン準備をしている。

撮影にこの場所を選んだのは、「上山の魅力を知って、地方ロケーションの面白さを知って欲しい」という地元愛。そして、手塩にかけて作り上げ、ふたりが濃密な時間を過ごしてきた「ブックカフェ」でウエディングフォトを撮影したかったから。

この撮影を通じて、大切な仲間や地域の人たちと一緒に撮影の準備を行ったワクワクする体験とその体験を写真でカタチに残せたことにもとても満足している。

見慣れた場所もウエディングフォトの魔法で非日常空間へ

古きよきものを継承したいから印刷工場の雰囲気をそのまま残している。
そんな見慣れた印刷工場も、フォトグラファーによってヴィンテージな世界観に引き込まれる仕上がりに。

衣装も、この空間に合うクラシカルなマーメイドラインのドレスとベージュのタキシードをセレクト。
「広告写真やデザインにおける写真とは違う、人物を魅せる、ドレスを美しく撮る、
ウエディングフォトならではの技術を感じた。」

縁のある場所を巡り、未来に繋がる写真を残したい

今回、ふたりが選んだのは「縁がある」「未来に繋がる」場所。
最初の撮影地は「かみのやま温泉 下大湯共同浴場」。
子供の頃、帰省をするたびに祖母に連れられて通った思い出の場所。
約400年続く歴史あるこの浴場を選んだのはふたりの写真も歴史を重ねていきたいから。
この結婚写真も、何十年経っても子供や孫に見せたいし、後世に残したかった。

新たな命を吹き込んだ思い入れのある場所

約100年の歴史に幕を下ろした「公衆浴場 澤の湯」。
歴史と文化の詰まったこの場所を復活させたいと、仲間と一緒にリブランディングする計画を立て、
ロゴや暖簾のデザインを担当した。

この土地に伝わる伝統の「奇習 加勢鳥」とも保存協会の協力で一緒に写真が撮れることに。
丹精込めて作り上げた「澤のゆ」で、守りたい文化とともにウエディングフォトを撮影する希望が叶って本当によかった。

ポテンシャルのある場所で未来を夢見る

この土地を愛する人達と触れ合う中で、葡萄畑を営む同世代の経営者と出会った。
土からこだわったこの畑で獲れた葡萄で作ったワインは、数年後には世界的に有名になっているかも知れない。
「この写真どうやって撮ったの?」と聞かれるようになるかも知れない。そんな想いで選んだロケーション。
未来に希望を託せる場所で写真を撮るというのもふたりのロケーション選びのポイントだった。

愛おしい場所で撮影した写真をこれからも大切に見返し、「ブックカフェ」をふたりで育てて、未来を切り拓いていきたい。

取材後記

おふたりが愛情を注いで作っている「ブックカフェ」でウエディングフォトを撮影したいという希望でしたが、「せっかくなら他にも所縁のある場所で撮影しませんか?」というスタジオからの提案で3つのロケーションを巡るフォトツアーが決まりました。

今回の撮影プランを聞いたときに浮かんだ言葉は「ご縁」。
普段からご縁を大切に、地方創生に取組まれているおふたりらしい、地元の方々も巻き込んだ人情味溢れる撮影ツアーとなりました。
撮影場所が指定されたプランから選ぶ方法だけではなく、ふたりのルーツや縁のある場所で撮る自由度の高いウエディングフォトは、撮影した日の記憶がより深く刻まれ、思い出の場所を訪れることが今後さらに楽しみになるのではないでしょうか。

また、撮影を担当した「ONESTYLE 仙台」のある国分町は新郎のご両親の出会いの場でもあったそうで、そのエピソードにもご縁を感じずにはいられませんでした。

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