花嫁さんは特別。
今日は花嫁着付についてお話します!
花嫁さんの帯は振袖などの他の着付けと違い少しずらして巻きます。
今日はそのお話をします。
【和装花嫁の帯をずらして巻く理由】
和装の花嫁着付けで、帯の一周目と二周目をあえてずらして巻いているのを見たことはありますか?
実はこの着付け、見た目の美しさだけでなく、しっかりとした意味と歴史、そして理にかなった技術的理由があります。
まず一つ目は、後ろ姿の「格」と立体感です。
花嫁和装や舞妓さんは、正面の美しさだけでなく、後ろ姿そのものが格式や品格を表す装い。帯をずらして巻くことで段差と厚みが生まれ、のっぺりせず、重厚感のある立体的な背中になります。これは「特別な立場の装い」であることを、言葉を使わずに表現するための工夫でもあります。
二つ目は、帯結びを安定させるため。
花嫁帯や舞妓の帯結びは非常に大きく、重みがあります。一周目と二周目をぴったり重ねてしまうと、帯が沈んだり、結びが下がったり、時間とともに崩れやすくなります。あえてずらすことで帯に踏ん張りが生まれ、結びの土台が安定し、美しい形を長時間保つことができます。見えない部分にこそ、職人の知恵が詰まっています。
和装って奥が深いですね。

















