和装小物の持つ意味とは…
こんにちは、マリアージュことぶきです。
12月がスタートしましたね~!もう2023年も残すところ1ヶ月となりました。
この仕事をしていると、何カ月も先の予約を見ながら、毎日を過ごしているので、1年がよりあっという間に感じます。(笑)
皆様も残り1ヶ月ですが2023年を存分に楽しんでくださいね♪
さて本日のブログですが、皆様【和装小物】とは何か知っていますか??
ドレスの小物といえば、ブーケやベール、グローブなど…たくさん思いつくと思いますが、和装に使う小物はどういったものがあるのでしょう。
今回は、和装でフォトウエディングを考えられている新婦様に必要な【和装小物】についてご紹介します!

《和装小物①:懐剣(カイケン)》
花嫁が打掛を着るときに、帯にさす短剣のこと。懐剣袋に白の組紐がついた形が一般的です。
歴史としては、武家に生まれた女性は護身用に短剣を持っていました。その習慣が女性のたしなみに近いものになり、婚礼の際に嫁入り道具の一つになったと言われています。
その由来から「女であってもいざという時は自分に身は自分で守る」という意味があり、妻になるための覚悟や、お守り的な役割を果たしているのが懐剣なんです。女性の強い意志の表れを感じますね。
《和装小物②:筥迫(ハコセコ)》
打掛を着るときに用いる小物入れで、胸元の合わせに差し込まれる箱状の装飾品のことです。もともとは江戸時代、武家の婦人が用いたお香などを入れる和風の小物入れで、実際に使う嫁入り装具の1つだったそうです。今でいう「化粧ポーチ」ですね。
そこから、婚礼衣装に取り入れられるようになったことで、今では装飾的な役割が強くなりました。
「身だしなみに気を付けて、いつまでも美しく。」という女性らしい意味も込められているそうですよ。
《和装小物③:末広(スエヒロ)》
お扇子のことで、末の方が広がっていることからこう呼ばれています。広げると片面は金色、もう片面は銀色なのが特徴的。
基本的には、広げて使うことは、マナー違反とされており、帯にさして使うのが一般的です。フォトウエディングなどの撮影の際に手に持つときにも閉じた状態でポーズを決めます。
「末広がりに幸せになりますように。」と文字通りの意味が込められています。
《和装小物④:草履(ゾウリ)》
婚礼の草履は、かかとに高さがあるものを使用するのが一般的です。高さがある方が、華やかさがありますが、一方で歩きにくいという点も…。新郎様との身長差を考えて高さを調節します。
従来は、白無垢は白色、色打掛は金色の草履を履くことが基本的でしたが、最近では色打掛でも白色の草履を履くことも多いようです。
今までは、白無垢には白色の小物、色打掛には金色の小物と定められていましたが、最近では、小物にも色々な色柄が登場し、バリエーションも豊富になってきています。
白無垢に対してもカラーの小物を選ぶ花嫁様も多いんです!!
和装も花嫁様が自分らしくアレンジし、おしゃれにコーディネートできるように種類が増え、進化し続けているんですね!✨
いかがでしたか??和装小物にもそれぞれに意味や由来があるのです。
込められた意味を知ると、衣装選びがより楽しく、特別なものになりそうですよね!
和装のコーディネートにもとことんこだわって美しい「和装花嫁」になりましょう(^^)♡