ip-oneウエディングフォトのポイントについて
こんにちは、ip-one(アイピーワン)です。ブログをご覧いただきありがとうございます。私たちは、名古屋を拠点に前撮り撮影とフォトウエディング撮影を行なっています。前撮りやフォトウェディング撮影をご検討中の新郎新婦様へ、今回こちらのブログをお届けいたします。
【ip-oneウエディングフォトのポイントについて】
前撮りやフォトウェディング撮影をする際に、フォトグラファーの技術力が気になるポイントですよね。
サンプル写真のようにうまく撮影してもらえるのか不安。
満足のいくクオリティで撮影をしてもらえるのか心配。
自分たちの希望通りの撮影をしてもらえるのか不安。
初めての前撮り撮影やフォトウェディング撮影において、楽しみの反面、不安な内容もあるものです。
大切に選んだお気に入りの衣装やプロのメイクスタッフによって、一生に一度の美しいヘアメイクが完成します。しかし、どれほど満足のいく内容であっても、最終的にはフォトグラファーの撮影技術が満足度に大きく影響を与えます。ここでは、ロケーション撮影を例に挙げながら、前撮りやフォトウェディングで必要なポイントについてまとめました。最後までご覧いただき、少しでも参考にして頂ければ幸いです。

【光の種類と特性】
まず、写真について自然光や人工光の種類について理解することは非常に重要です。自然光には、太陽光や雲の反射光、夕暮れ時の光、夜の微光など、さまざまな種類の光があります。これらは主にロケーション撮影時にフォトグラファーが意識する光です。また、人工光にはストロボライトや連続光などがあり、フォトグラファーが専用機材を使用して調整します。これらは主にスタジオ撮影で利用される光源です。ただし、ロケーション撮影でもストロボを使用する場合もあり、スタジオ撮影でも自然光を活用することがあります。フォトグラファーの経験と技術力によって、現場に最も適した光を選択し活用することがとても重要です。
次に、光の方向についても考慮する必要があります。光の方向によって、被写体にかかる影や表情が大きく変わります。たとえば、側面からの光は被写体に立体感を与え、フラットな表情を防ぐことができます。また、光の角度を変えることで、被写体に陰影をつけることができ、より印象的な写真を撮影することができます。光の種類や特性を把握することで、撮影のバリエーションも増やすことができ、その結果新郎新婦様に見応えのある内容を提供することができます。
【光の反射と拡散】
つづいては、光の反射と拡散について説明します。光は物体に当たると反射されます。例えば、太陽光が建物の壁に当たり、周囲を明るく照らすことがあります。このように、新郎新婦様に直接光を当てるのではなく、光を反射させることで均一な照明を実現できます。具体的な方法としては、反射板や周囲の白い壁や床を利用して光をコントロールすることがあります。
光の拡散は、被写体である新郎新婦様に柔らかく自然な光を当てることができます。例えば、ストロボライトの光や傘、ソフトボックスなどの機材を使用して光を拡散し、さらに反射板を使って光を反転させることで、新郎新婦に自然な光を当てることができます。これにより、印象的で美しい写真を撮影することができます。
光の反射と拡散の方法は、撮影場所や着用衣装、新郎新婦の身長や体格によって最適な手法が異なります。そのため、状況をよく観察し適切な方法を選択することが重要です。また、機材の設置方法や光の強さ、カラーバランスなど、さまざまな要素が光の反射と拡散に影響を与えるため、豊富な知識と経験が必要です。光の利用により、より良い撮影結果を得るために、これらの要素を理解し活用することが大切です。
【光の強さ・色温度】
次は、光の強さと色温度も大切な要素です。まず、光の強さが強すぎると、被写体となる新郎新婦様に影が落ちすぎてしまい、表情が分かりにくくなってしまう場合があります。ただ、腕の良いフォトグラファーの中には、あえて意図的に強い光を被写体となる新郎新婦様に当てて、光と陰のコントラストを活かしたクリエイティブな写真を撮影することもあります。あくまで計算し最適な光の強さをコントロールできるかが大切な要素となります。
また、光の色温度に関してですが、そもそも光の色温度とはシンプルに説明を行うと、光の色合いを指し専門用語でケルビンと表されます。色温度の数値が高いと青みがかった色合いになり、数値が低いほど赤みがかった色合いになります。カメラ性能上、撮影場所の環境によって写真の色味に影響が出ます。森林などでは緑色が写真全体に強く出過ぎたり、室内では部屋の壁の色味や蛍光灯などの色味に反応し、適正な色味で撮影が行えない場合もあります。こういった状況下では、カメラの色温度調整機能を微調整し撮影を行うことが大切です。またストロボを使用する際にも、同様な微調整が必要となります。適正な色温度を把握し撮影を行うことが大切です。
【和装衣装に関する知識と経験について】
和装前撮りや和装フォトウェディングを行う際、フォトグラファーは和装の種類についての豊富な知識が必要となります。まず、和装には白無垢・色打掛・引振袖・紋付袴など、様々な種類があります。それぞれの和装の特徴やシーンに合わせた着こなし方を知っていることが重要です。例えば、婚礼衣装として一番格式が高いとされている衣装は、白無垢ではなく黒の引振袖です。こういった知識を理解し撮影を行なっているフォトグラファーは意外と少ないです。
また、引振袖は帯の形もとても重要です。帯の形も複数ありフォトグラファーは、しっかりと理解した上で撮影を行わなければいけません。また、和装衣装によっては綿帽子や角隠しといったスタイルもあります。綿帽子や角隠しの正しいとされる位置や角度を把握していない、フォトグラファーが撮影すると、非常に残念な仕上がりの写真となってしまいます。このような専門的な知識を持ち合わせた上で撮影を行うと、和装衣装の美しさを最大限に引き出しながら撮影が行えるのです。和装衣装を美しく撮影する事で写真のクオリティが向上し新郎新婦様に、より印象的で仕上がりの美しい写真をお届けすることができます。
【計算された構図と角度】
和装衣装を撮影する際には、構図や角度がとても重要です。和装の各衣装には、細かな装飾・柄・色合いが特徴的で、それらを美しく写真に収めるには、慎重且つ計算された構図や角度の選定が必要です。まず、構図については、和装の特徴を最大限に活かすように撮影することが大切です。例えば、和装特有の袖の美しさを意識をしながら新婦様の撮影を行う際は、腕を前に出し撮影を行ったり、襟元や背中の美しさを引き出すために、後ろ姿で撮影を行うなど、和装の特徴に合わせた構図を選ぶ必要があります。また、角度については、新婦様と着用された和装の雰囲気に合わせたアングルを選ぶことが重要です。例えば、引振袖の場合は新婦様が袖を広げた姿を斜め後ろから撮影をすることで引振袖の美しさを引き立てることができます。
また、紋付袴の新郎様の場合は、和風の風景を背景にした構図・アングルで撮影することで力強い印象を与えることができます。和装衣装を美しく撮影するためには、計算された構図・角度に加え。光の当てかたにも配慮する必要があります。和装の特徴を引き出す光の当て方を工夫することで、写真の印象が大きく変わるため、熟練された撮影技術が求められます。
【望遠レンズ】
ここからレンズの解説もしていきましょう。まず、望遠レンズは遠くからでも被写体となる新郎新婦様を大きく撮影することができるレンズです。フォトグラファーで愛用している方も多いレンズとなります。レンズの外見は一般的なレンズと比較すると大きくのが特徴です。前撮りやフォトウエディングなどの撮影以外には、野鳥やスポーツなどの撮影にもよく使用されるレンズです。持ち運びなどは、不便ですが望遠レンズを使用して撮影を行うと、とても綺麗な前撮り・フォトウエディングの撮影が行えます。少し専門的な内容になりますが、一般的に100㎜よりも長い焦点距離を持つレンズを望遠レンズと呼びます。望遠レンズは、被写体の新郎新婦様を大きく撮影することができ、背景を綺麗にぼかすことができるなどの特徴を持っています。
望遠レンズを使用すると、新郎新婦様とフォトグラファーとの間に距離感ができます。近距離からの撮影ではないので、カメラをあまり意識せずリラックスした状態で撮影が行えます。自然な雰囲気での撮影をご希望されたり、カメラが苦手な新郎新婦様には、相性の良いレンズとなります。ip-oneでは8割くらい望遠レンズを使用して撮影を行なっています。
【望遠レンズ撮影のポイントについて】
望遠レンズを使用する際に、フォトグラファーは以下の事を意識し撮影を行なっています。
1.被写体の新郎新婦様と距離をとる
望遠レンズを使用すると、新郎新婦様に対して距離をとって撮影することができます。これにより、新郎新婦様が自然な表情や仕草をしているときに撮影することができます。また新郎新婦様と背景との距離感を意識することで、美しい背景のボケを活かした写真を撮影することができます。
2.焦点距離を調整する
望遠レンズは、焦点距離を調整することで被写体を拡大することができます。これにより、新郎新婦様を大きく写すことができるため、お肌の質感や衣装のディティールを捉えた写真を撮影する事ができます。
3.光の加減に注意する
望遠レンズを使用する場合、レンズが明るい光を受けるとボケ効果がうまく活かせない場合もあります。その為、撮影するロケ地の光の加減に注意をして撮影を行なっています。
4.ご希望に合わせてレンズを使い分ける
前撮りやフォトウエディングでは新郎新婦様によって、ご希望の撮影イメージが異なります。望遠レンズの撮影だけではなく広角レンズの撮影などレンズを使い分けて、撮影する事も意識しています。
【望遠レンズを使用して撮影を行なったウエディングフォトの事例ご紹介】
ここからは望遠レンズを使用して、新郎新婦様を遠くから撮影を行なったり、美しいボケを生み出す事ができます。いくつか実際に望遠レンズの特性を活かした写真をご紹介します。
【事例のご紹介】自然豊かなロケーションでの撮影
自然が豊かなロケーションの撮影では、望遠レンズを使用する事で新緑の鮮やかさを活かした写真を撮影することが出来ます。新郎新婦様を大きく写し出しながら、背景の景色をボカし、魅力的かつ印象的な写真を撮影することができます。季節によって紅葉・桜・新緑・季節の花などその時々の季節感を表現する際にも、望遠レンズで撮影を行えば特別感ある1枚を撮影することができます。【海での撮影】
海でのロケーション撮影の際にも、望遠レンズを効果的に活用しています。太陽の光が海に反射している際には、望遠レンズを使用する事でボケを活かした幻想的な写真を撮影することができます。また、海の夕暮れ時の撮影にも望遠レンズは美しい演出効果を発揮してくれます。背景の海と夕日を綺麗にボカしてくれるので被写体の新郎新婦様が、より立体的に写し出す事ができ、美しい写真を撮影する事ができます。
【望遠レンズのまとめ】
1.背景のボケが美しく表現できる
望遠レンズは、被写体の新郎新婦様にピントを合わせる事で、周囲の景色をぼかす事ができます。これにより、新郎新婦様が立体的に見え、背景が美しくボケて撮影を行うことができます。ロケーション場所やシチュエーションによって、明るい時間帯や夕暮れ時の背景等と一緒に、撮影を行うことで、美しい演出効果が期待できます。
2.新郎新婦様を引き立たせることができる
望遠レンズは、被写体に対して距離を置くことで被写体を大きく撮影することができます。これによって、被写体を引き立たせて、より存在感を出すことができます。また、フォトグラファーとの距離感が出るため、写真が苦手な新郎新婦様もカメラをあまり意識せずに、リラックスした状態で撮影を行うことができます。
3.ストーリー性がある撮影
望遠レンズは、新郎新婦様をより詳細に捉えることができるため、表情や仕草など細かい部分まで捉えることができます。これによって、写真にストーリー性を与えることができます。例えば、新郎新婦様が遠くから歩いているシーンや、ロケーションを活かしながら自然を楽しむシーンなど、ストーリー性のある写真を撮影することができます。
【標準レンズについて】
標準レンズはカメラの基本的なレンズの1つで、一般的に50㎜前後の焦点距離を持つれレンズを指します。35㎜フィルムカメラの場合、50㎜が標準レンズとされています。標準レンズは、被写体との距離感が自然であり、人間の目に近い視野角が特徴のレンズです。そのため、人物のポートレート撮影やスナップ撮影に適しているレンズとも言われ、ウエディングフォトの撮影においても標準レンズを愛用しているフォトグラファーも多いです。
また、標準レンズは光学系がシンプルで構成が簡単であるため、光学性能が優れ、コンパクトかつ軽量で持ち運びがしやすいメリットもあります。ただ一方で、標準レンズはには、望遠レンズや広角レンズに比べて、被写体までの距離が近くなるため、背景がボケにくく、空間感や奥行き感が少なくなるというデメリットがあります。そのため、被写体と背景にのバランスが調整することが、より重要になってきます。標準レンズの特徴をしっかりと把握しながら、ロケーション・スタジオ撮影におけるウエディングフォトで様々なシーンで活用できます。他のレンズと組み合わせることで、よりクリエイティブな内容を新郎新婦様へお届けすることができます。
【ナチュラルな表情が撮影できる】
標準レンズは、被写体との距離感が自然であるため、ナチュラルな表情を撮影する事ができます。人物を撮影する場合、望遠レンズを使うと、被写体との距離感が遠くなる為、表情が引き締まったり、硬直したりする事があります。また、広角レンズを使うと、被写体との距離感が近くなりすぎて、顔が歪んで見えたり、背景が不自然に歪んだりする事があります。しかし、標準レンズを使う事で、被写体との距離感を自然に保つ事ができます。
また、標準レンズは、被写体の表情や仕草を捉えることができるため、自然な表情を撮影することができます。被写体がリラックスしている場合や、会話をしている場合など、自然な表情を撮影することができます。さらに、標準レンズは被写体の周りの環境を取り込むことができるため、被写体がいる環境や雰囲気を表現することができます。ただし標準レンズを使って、自然な表情を撮影する際には、被写体との距離感・角度・光などを考慮する必要があります。標準レンズを使って自然な表情を撮影するには距離感・角度・光を意識し、その場に適した状況を見極めて使用することが大切です。またスタジオ撮影の際は照明にも配慮が必要となります。
【シンプルな撮影】
標準レンズを使った撮影は、装備や技術的な面でシンプルになるという特徴もあります。標準レンズは、焦点距離が中程度で、被写体との距離感が自然である為、被写体の捉え方や角度に関して、望遠レンズや広角レンズなどと比較した際に、そこまでシビアに考慮せず撮影が行うことができます。望遠レンズや広角レンズを使う場合、被写体との距離感や角度を意識しなければならず、どちらかというと技術的な面が求められます。望遠レンズを使う場合は、手振れ補正機能を活用したり、状況に応じて三脚を使うなどの対策が必要になります。
また、広角レンズを使う場合は、背景や周囲の環境を考慮しなければならず、被写体の捉え方に注意が必要です。一方で、標準レンズを使った撮影では、被写体との距離感や角度を望遠・広角レンズほどシビアに意識せずシンプルに撮影が行えます。また、標準レンズは、光量が比較的多く、高画質な撮影を行うことができます。また、持ち運びもしやすいため野外ロケーション撮影において重宝されるレンズでもあります。その為、標準レンズはを使った撮影では、装備や技術的な面でシンプルになり、幅広いレベルのフォトグラファーにとって使いやすいレンズです。
【標準レンズを活用したレンズフレア撮影】
標準レンズはレンズフレア撮影との相性も良いです。標準レンズを使ったレンズフレア撮影は、被写体と明るい光源を意図的に配置することで、自然な雰囲気と美しいレンズフレアを表現することができます。具体的な撮影方法は、明るい光源を意図的にフレーム内に入れます。例えば太陽や街頭などが挙げられます。また、夕方や夜の撮影なら、蛍光灯や電飾などを使用することもできます。
次に、被写体を中心に構図を組みます。被写体を中心に構図を組むことで、レンズフレアが生まれる角度を調整することができます。また、背景に空や景色を入れることで。レンズフレアの大きさや形状も変化するため、表現陸豊かな写真を撮ることができます。
撮影時にはレンズに直接光を入れることで、レンズフレアが生まれるため、レンズフレアを生み出す光源の位置や大きさを変えることで、被写体と明るい光源の角度を調整し、レンズに光をあてることで、美しいフレアを表現することができます。さらに露出やシャッタースピードなどの撮影設定にも注意が必要です。この様に標準レンズを使用した、レンズフレアの撮影は被写体と明るい光源の配置や角度など、繊細な調整が必要です。
【縦位置写真の魅力】
1.垂直方向を強調できる
縦位置写真は、横位置写真と比較した際に被写体の垂直方向を強調することができます。例えば、和装やドレスのような長い衣装を着用している際は、縦位置写真で撮影を行うことで、衣装と新郎新婦様の縦ラインを強調することができます。また、背景となる建物の外観や室内なども縦位置写真で撮影をすることで、その場の臨場感や雰囲気を感じることができるメリットがあります。
2.細長い画面で美しく描写ができる
縦位置写真は、横位置写真よりも細長い画面で描写する撮影も特徴です。このため、被写体を美しく描写することができます。例えば、新郎新婦様のシルエットやドレスの美しさ、和装の華やかさなどを、美しく描写することができます。
3.構図の幅が広がる
縦位置写真を活用することで構図の幅が広がります。例えば、横位置写真では被写体となる新郎新婦様を比較的、正面から撮影を行うことが多いですが、縦位置写真では角度をつけて斜めから撮影を行うのにも適した撮影方法となります。このため、撮影バリエーションや表現方法に幅が広がり、充実した撮影内容をご提供することができます。
以上、縦位置写真の魅力についてご紹介させて頂きました。
【縦位置写真の撮影ポイント】
縦位置写真は、横位置写真と同様に様々な撮影ポイントがあります。ip-oneのフォトグラファーがどのようなことに意識し、撮影を行なっているかご紹介をさせて頂きます。
1.垂直線を意識する
縦位置写真を撮影する際には、垂直線を常に意識しています。撮影時に建物や柱などの垂直線が斜めに写ってしまうと、写真が歪んで見えてしまいます。特に和装やドレスのロケーション撮影では建物・庭園・神社を背景に撮影を行うことが多いため、垂直線に注意して撮影を行なっています。
2.余白を意識する
縦位置写真では、余白を意識することが重要です。シチュエーションによっては、被写体となる新郎様や新婦様を中心に配置するだけでは、写真が狭く圧迫感を感じてしまうこともあります。新郎新婦様の画角の周りに余白を取ることで、写真全体のバランスがよくなり、より美しく見えるようになります。
3.衣装の美しさを引き立たせる撮影
和装やドレスは、デザインや色彩が美しいため、縦位置の写真で撮影することで、その美しさをより引き立てることができます。その際に状況によって異なりますが、できる限りローアングルや同じ目線の高さで撮影を行うことを意識しています。

4.ポージングにこだわる
縦位置写真を撮影する際には、ポージングのバランスに気をつけながら撮影を行なっています。縦位置写真は表情をアップした撮影よりも、全身や半身よりも少し引き目の撮影と相性が良いです。そのため体の姿勢が、分かりやすく写真に写るため新郎新婦様には、姿勢を正して頂いたり、背筋を伸ばし、肩を開いた状態でポージングをお願いしています。また、新婦様のソロショットなどでは、体の曲線を意識したポージングをレクチャーすることが多いです。ドレス撮影の際にはドレスラインとボディーラインのバランスを整えながら撮影を行うことで、ドレス姿の新婦様の美しさを表現することができます。
5.縦位置写真と相性が良い背景を選択する
縦位置写真は、画角の上下に空間を空けやすいので、高低差を表現する際には相性が良いです。例えばドレス撮影の際には、階段の段差を利用した縦位置写真や、同様に天井の高い場所の撮影では縦位置写真を選択することが多いです。また季節感を出す撮影とも、縦位置写真は相性が良いです。春の桜や秋の紅葉などのロケーション場所では、背景に桜や紅葉を入れて縦位置写真の撮影を行うと、臨場感が出て印象的な写真を撮影することができます。
【横位置写真の魅力】
まず、横位置写真は被写体を広く、豊かに表現することができます。縦位置の写真だと、上下に余白が生じがちで、被写体の全身や周囲の景色を、バランスよく捉えることが難しいです。しかし、横位置写真は被写体を広く、美しく表現する際に相性が良く、写真のバランスを整えやすい特徴がります。また、横位置の写真は被写体をよりダイナミックに表現することができます。例えば、被写体が動いている時や、背景に動きがある時、横位置の写真は、その動きをより自然に表現することができます。
さらに、横位置の写真は、画面を広く使うことができるため、被写体の存在感を強めることができます。例として、和装の場合、袖や袴の美しさをより際立たせることができます。また、ドレスの場合、ドレスのフリルやテールをより美しく表現することができます。そして、横位置の写真は、被写体と背景のバランスがとりやすく、美しい写真を撮影することができます。例えば、海や新緑豊かなロケーションなどの中にいる場合、風景をより広く捉え、美しく印象的な表現することができます。このように、横位置写真には被写体をより美しく、背景をダイナミックに表現することができる魅力があります。
【横位置写真の撮影ポイントについて】
前撮りやフォトウエディングの撮影において、和装やドレスの横位置写真は非常に重要です。横位置写真は、被写体を広く自然に、そしてバランス良く写し出すことができます。ここからは、和装やドレス撮影時の横位置撮影ポイントをご紹介させて頂きます。
1.新郎新婦様の位置
横位置撮影の際は、新郎新婦様を中央に配置するよりかは、左右のどちらかに配置することを意識しています。これにより、背景の写り込む範囲が広くなりロケーション場所の雰囲気を引き立てながら撮影が行えます。ただ、状況に応じて中央に新郎新婦様を配置するケースはあります。あくまで傾向として、参考にして頂ければと思います。
2.ラインの使い方
新郎新婦様の周りにあるラインや形をうまく利用することで、写真のバランスを取ることができます。例えば、和装の袖やドレスのフリル、髪飾りなどの線や形をうまく使い、新郎新婦様を中心にバランス良く撮影を行う事を意識しています。また背景にもラインや形を意識して、写真全体のバランスをとるように心がけています。ただ、ラインや形を意識しすぎると新郎新婦様が埋もれてしまう場合もありので、適度なバランス感を大切にしています。
3.横位置写真にあったポージング
ポージングに関しても、横位置写真の構図に大きく影響します。新郎新婦様に横位置写真のバランスにあったポージングをレクチャーしています。ポージングにおいて意識している内容として、例えば新婦様のソロショット撮影では、ボディーラインと衣装の形を意識しています。これらを意識する事で、写真に深みを与え印象的な写真を撮ることができます。また、あわせて視線や表情にも注意して撮影を行なっています。ポージングに関しては、手の位置や体の向きなど、微調整を行いながら撮影を行なっています。正確にフォトグラファーのイメージを新郎新婦様に伝えなければいけません。そのため、新郎新婦様とのコミュニケーションもしっかり、とりながら撮影を行なっています。さらにポージングに関して、ロケーション場所にあったポージングを意識しています。そうすることで、ロケーションと新郎新婦様との一体感が生まれ印象的な写真をお届けすることができます。
4.歪み補正の使用
使用レンズによっては、横位置写真において画面の外側が歪んでしまうことがあります。これを補正するために、編集ソフトを使用して画像の歪みを修正し写真をバランス良く仕上げています。
5.背景に選択
横位置写真を撮影する際には、背景の使い方に注意しながら撮影を行なっています。背景がうるさすぎたり、新郎新婦様とのバランスが悪かったりすると、写真全体の印象が悪くなってしまいます。ポイントとして、背景のシンプルさを大切にしています。人混みや、物が散乱している場所などでは、基本的にはカメラを向けません。また、背景の選択時に気をつけている点として、奥行きを意識しています。背景が奥行きを持っていると写真に立体感が生まれます。例えば、建物の向こう側に山や海が見える場合、それを背景に取り入れることで奥行きが出ます。また、小道具や装飾品を使って、背景に彩りを与えることもできます。これらを意識しながら横位置写真を撮影することで、印象的な写真をのこすことができます。
6.背景と新郎新婦様の距離感を調整する
横位置写真をより活かした撮影を行う際には、新郎新婦様と背景の距離感を大切にしています。新郎新婦様と背景の距離感を調整することで、写真に空間を生み出すことができます。また、距離感を調整する事で、綺麗に背景がボケて新郎新婦様を引き立てた撮影を行うことができます。このようにロケ場所の魅力を引き出して撮影を行なっています。
前撮りやフォトウェディングも撮影において、新郎新婦様の立ち位置は写真の雰囲気や印象を大きく左右します。立ち位置によって、二人の距離感や表情・背景の見え方などが大きく変わってきます。
ここからは、ip-oneのフォトグラファーが撮影時にご提案させて頂く立ち位置や距離について、ご紹介をします。まずは、新郎新婦様が向かい合ってたつ「フェイス・トゥ・フェイス」の立ち位置についてです。「フェイス・トゥ・フェイス」とは新郎新婦様が向かい合って立つポーズのことを指します。このポーズは、二人の表情や視線を活かして二人の距離感や愛情を表現することができます。また、二人が向き合っているため写真から二人の親密な関係性が感じられることも特徴です。
「フェイス・トゥ・フェイス」の撮影の際は以下のポイントに注意しながらフォトグラファーは撮影を行なっています。
まず、二人の距離感に注意しています。距離感が近すぎると、表情が強調されすぎてしまい不自然な印象を与えることがあります。逆に距離が離れすぎてしまうと二人の存在感が薄れてしまい、写真全体のバランスが崩れてしまします。そのため、二人の距離感を調整しながらフォトグラファーは撮影を行なっています。
「サイド・バイ・サイド」についての撮影ポイントを紹介します。「サイド・バイ・サイド」とは、新郎新婦様が肩を寄せ合い横並びに立つポーズのことを指します。このポーズは、二人の絆を表現するとともに、よりリラックスした印象を与えることができます。ip-oneのフォトグラファーは「サイド・バイ・サイド」の撮影時に以下の内容を意識し撮影を行なっています。
まず、肩を寄せる位置に注意しています。肩を寄せる位置が高すぎる場合は、二人の顔が暗くなってしまうため、下の方に寄せるように調整を行います。また、肩を寄せる位置が低すぎる場合には、二人の顔が上に向いているため、不自然な印象を与えてしまうため、適切な角度に調整を行います。さらに、腕の位置にも注意しています。肩を寄せ合う際に、新郎新婦様どちらかに腕を回して頂いたり、腕に手を置いて頂いたりとポージングの微調整を行うことで、より自然な印象を与えることができます。ただ、新郎新婦様どちらかが腕を回す場合は、腕をまわしすぎると不自然な印象を与えてしまうので、バランスの良い角度に調整を行います。微調整を行うことで、リラックスした雰囲気を持つ自然なウエディングフォトを撮影することができます。
「バックハグショット」とは新郎様または新婦様どちらかが、後ろから相手を抱きしめるポージングで、感情表現が豊かで美しい写真が撮影できます。ウエディングフォトの定番ポージングの1つとして人気があります。ip-oneでのバックハグショットにおけるフォトグラファーの撮影ポイントについてご紹介させて頂きます。
まず、立ち位置についてですが新郎様が後方に立ち、新婦様が前方に立つのがスタンダートの立ち位置となります。逆に新婦様が後方・新郎様が前方の場合は、身長差で新婦様の顔が隠れてしまう事があるので、新郎様にはかがんで頂いたり座って頂いて撮影を行なっています。
距離感に関しては、肩を寄せる距離感よりも距離をとった方が自然な仕上がりになります。ただし距離が離れすぎると、新婦様が浮いた印象になってしまうこともあります。そのため、少し離れた距離で、肩を寄せる距離感よりも少し広めの距離感しながら撮影を行なっています。また、バックハグの際には新郎様には腕を組むイメージで、新婦様の両肩を優しく包み込むようにして頂きながら撮影を行なっています。そうする事で、お二人の姿勢・距離感のバランスが整い自然な雰囲気のバックハグショットが撮影できます。
【ハイアングル撮影】
ここからはハイアングル撮影について解説します。ハイアングル撮影とは、被写体を上から見下ろす視点で撮影することを指します。前撮り撮影やフォトウエディング撮影において、ドレスや和装を撮影する際に、通常アングルからの撮影では表現しきれない美しさや雰囲気を演出する事ができます。ハイアングル撮影のメリットとしては、被写体の全体像が捉えられる点が挙げられます。被写体の全体像を撮影する事で、新郎新婦様の魅力や着用されている衣装などの美しさや雰囲気をより鮮明に表現することができます。また、ロケーションの背景をうまく利用することで、より一層表現力の高い写真を撮影することができます。ただし、撮影時にフォトグラファーが気をつけるべき点もいくつかあります。ハイアングルショットは構図作りが難しいため、撮影を行う際に新郎新婦様に撮影の意図やイメージをしっかりと伝えなければいけません。表情・構図・背景とのバランス・全体の撮影イメージを新郎新婦様と共有することで、効果的なハイアングルショットの撮影が行うことができます。
以下では、ハイアングルショットのポイントについて詳しくまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
【ポイント1】
ドレスや和装のハイアングル撮影のポイントの1つ目は、被写体との距離感を調整することです。被写体との距離感を調整することで写真の印象は大きく変わってきます。被写体に近づけば、より詳細な表情や装飾を撮影することができますが、反対に被写体から遠ざかりすぎると、被写体が小さくなってしまい、全体のバランスが崩れてしまいます。ドレスの場合は裾の広がり方によって距離感が必要です。裾が広がるものや、長いトレーンがあるものなど、様々な形があります。そのため、裾の広がりやトレーンの長さに合わせて被写体との距離感を調整する必要があります。また、和装の場合には柄や袖丈、帯の結び方など、細かい装飾があるため被写体との距離感を調整することで、より美しい表現をすることができます。和装の柄が細かい場合には、被写体となる新郎新婦様に近づき、柄の細部まで撮影することが大切です。カメラの高さも重要です。カメラの高さを調整することで、被写体となる新郎新婦様がより美しく見える角度やバランスを見つけることができます。ドレスや和装の衣装に合わせて、また新郎新婦様の背丈や体型に合わせて、カメラの高さを調整し撮影を行うことがポイントとなります。
【ポイント2】
ハイアングル撮影のポイント2は、ドレスや和装の美しさを引き立たせることです。ドレスや和装は、新婦様の美しさを引き出す大切な要素です。そのため、ハイアングルでの撮影によって、ドレスや和装の美しさを際立たせることができます。まず意識していることは、ドレスや和装のデザインに合わせて適切なアングルを選ぶ点です。ドレスや和装のデザインによって、最適なアングルは異なります。例えば、フレアのあるドレスの場合には、ふくらみを強調するために新婦様を少し斜めに撮影を行なったりしています。また、和装の場合には、着物の柄や色を引き立てるために、正面からの撮影だけではなく斜めからの角度で撮影を行ったりもしています。
また、ドレスや和装には細かなディティールがたくさんあります。例えばレースや刺繍などがあります。ハイアングル撮影では、ドレスや和装のディティールをアップ撮影も有効な手法の1つです。アクセサリーにも同じことが言えます。ネックレスやイヤリング、ベールやヘアパーツ、ブーケなども挙げられます。以上のように、ハイアングル撮影でドレスや和装アクセサリーのディティールを表現することで、新婦様の美しさを引き立てることができます。
ウェディングフォトにおけるポージングは、撮影された写真の美しさや印象を大きく左右する重要な要素の1つです。ポージングは、立ち位置や角度、身体の向き、表情や手の位置など、様々な要素から構築されています。適切なポージングを行うことで、新婦様の美しさをより引き出し、写真に深みと魅力を与えることができます。また、ウエディングフォトは一生に一度の記念すべき瞬間を切り取るものであり、その写真を見るたびに思い出されるものです。そのため、ポージングは新婦様の美しさを最大限に引き出すだけではなく、新郎新婦様がその瞬間を思い出しやすいようなポーズをとることをip-oneでは大切にしています。
ポージングは、写真を美しく見せるだけではなく、その場の雰囲気やストーリーを表現する手段でもあります。例えば、自然をテーマにした撮影では、自然に寄り添うような自然なポーズを取ることで、その場の雰囲気を表現することができます。また、ご家族や友人たちと一緒に撮る写真では、仲の良さや楽しさを表現するために、自然なポーズや表情を心がけることを良いでしょう。ip-oneでは、担当フォトグラファーより分かりやすく丁寧にポージンのレクチャーを行なっています。
ポージングの基本原則について解説します。
1.姿勢を正すことの重要性
まず、ポージングの基本は姿勢を正すことです。正しい姿勢は、新婦様の体全体のラインを整え、美しさを引き出します。例えば、背筋を伸ばして、肩を後ろに引いて胸を張ります。また、お腹を引き締めることで、ウエストラインを強調することができます。さらに、体の軸を意識しバランスの良い姿勢を保つことで、カメラに向ける方向によっても自然な美しさを保つことができます。
2.肩のラインを意識すること
ポージングにおいて、肩のラインは重要なポイントの1つです。肩のラインが崩れると、体全体のバランスが崩れポーズが不自然に見えてしまいます。肩のラインを整えるためには、肩を後ろに引いて、胸を張ります。また、肩をあげすぎると首が短く見えてしまうこともあるので、肩を下げないように意識することが大切です。
3.身体のラインを意識する
ウエディングドレスを着用する際には、身体のラインを意識することが重要です。ドレスによっては、美しく見えるポージングが異なる場合があります。例えば、フレアスカートのドレスを着用する場合は足を揃えて立ち、膝を曲げて、S字のラインを強調するポーズなどが効果的です。
ここでは、ウエディングドレスに合わせたポージングについてip-oneのフォトグラファー視点で解説します。
1.メリハリのあるシルエットドレス
メリハリのあるシルエットのドレスを着用する場合は、ウエストラインを強調するポーズが効果的です。具体的には、背筋を伸ばし、肩を後ろに引いて、胸を張り、腰をくの字に曲げます。このポーズでウエストのくびれを強調することができます。また、メリハリのあるシルエットドレスは、ボディラインを強調するために、ポーズをする際に、ヒップを突き出すことも効果的です。このポーズでヒップを美しく見せることができます。
2.フレアスカートのドレス
フレアスカートのドレスを着用する場合には、膝を曲げてS字のラインを強調するポーズが効果的です。具体的には、足を揃えて立ち、膝を曲げ、腰をくの字に曲げます。このポーズで、ウエストからヒップにかけてのラインを美しく強調することができます。また、フレアスカートのドレスは、スカートのボリュームが大きいため、広がりすぎてしまわないように注意が必要です。スカートが広がりすぎると、足が短く見えてしまうため、足を揃えて立ち、スカートの広がりに合わせてポーズを取ることが大切です。
3.マーメイドドレス
マーメイドラインのドレスを着用する場合には、体のラインを美しく強調するポージングが効果的です。具体的には、背中を伸ばして腰をくの字に曲げます。そして、片足の足を少し前に出して、膝を曲げます。このポーズで、ヒップラインと足のラインを美しく強調することができます。
4.バックスタイルのドレス
バックスタイルのドレスを着用する場合には、バックスタイルのデザインを活かすポージングが効果的です。具体的には、後ろを向いて肩甲骨を寄せて背中を強調します。また、手を胸の前に組んで上半身を優雅に曲げることも効果的です。
5.ロングトレーンのドレス
ロングトレーンのドレスを着用する場合には、トレーンを活かすポージングが効果的です。具体的には、ドレスのトレーンを広げて後ろを向いて立ちます。そして、足を揃えて背中を伸ばします。このポーズで、トレーンを美しく広げることができます。以上が、ウエディングドレスに合わせたポージングの例です。ウエディングフォトでは、ドレスのデザインやシルエットに合わせたポージングを行うことで、新婦様の美しさを引き出すことができます。ポージングをする際には、背筋を伸ばし、自然な笑顔を心がけましょう。
ウェディングフォトは、撮影のテーマやシチュエーションによって、ポージングを変えることでより美しく魅力的な写真を撮影することができます。以下では、テーマやシチュエーションに合わせたポージングの例を、ip-oneのフォトグラファー視点でご紹介します。
1.自然光で撮影する場合
自然光で撮影する場合には、自然光の柔らかな光を活かしたポージングが効果的です。具体的には、新婦様に強すぎず弱すぎない適正で柔らかな光が光があたっているスポットに立ってもらい、効果的なポージングを行うことで表情に深みを出すことができます。また、太陽光を背にすることで、逆光効果を活かしたシルエット写真も撮影することができます。
2.海ロケーションの場合
海ロケーションの場合には、ウエディングドレスと海のコントラストを活かしたポージングが効果的です。具体的には、波打つ海辺で新婦様がドレスを広げ、海をバックにポージングすることで、自然な雰囲気を出すことができます。また、海ロケーションでは夕日をバックに撮影することも人気の撮影です。この場合には、夕日をバックにして、新婦様がサイドプロフィールでポージングをすることで、ロマンチックな雰囲気を出すことができます。
3.アーバンウェディングの場合
アーバンウエディングの場合には、都会的な雰囲気を出すために、建物や街並みをバックにしたポージングが効果的です。具体的には、高い建物を背景にして立つポージングや街並みをバックにして、新婦様が背中を反らせたポージングが効果的です。
4.テーマカラーに合わせたポージング
ウエディングテーマカラーに合わせたポージングを行うことで、より統一感のある写真を撮影することができます。例えば、ブルーをテーマカラーにした場合には青空や海とのコントラストを活かしたポージングが効果的です。また、ピンクをテーマカラーにした場合には、花をバックにして、新婦様が優雅にポージングすることで可愛らしさを演出することができます。
以上、テーマやシチュエーションに合わせたポージングの例をいくつか紹介させていただきました。撮影のテーマやシチュエーションに合わせて、ポージングを工夫することで、より魅力的な写真を撮影することができます。また、ポージングを工夫することで、新婦様の個性や魅力を引き出すこともできます。担当フォトグラファーと事前にしっかりと打ち合わせ実施し、そして撮影を行って充実したウエディングフォトを実現しましょう。
ここからは、ip-oneの視点でウエディングフォトで、ポージングを行う際の注意点をご紹介します。
1.ポージングを長時間維持しない
ポージングを長時間維持すると、筋肉が疲れてしまいかえって不自然な姿勢や表情になってしまいます。ポージングをとるときには、姿勢がキツイ状況であればフォトグラファーに都度伝えましょう。また担当するフォトグラファーの撮影スピードも重要となります。経験豊富で撮影技術の高いフォトグラファーに撮影を依頼することをお勧めします。
2.目線の向きに注意する
ポージングの際には、目線の向きにも注意が必要です。カメラに向けて微笑むのはスタンダードな撮影ですが、視線を自然な方向に向けることで写真に自然な表情をのこすことができます。また、新郎様やご家族の向けて微笑むことで、自然な雰囲気を演出することもできます。
3.ドレスの形状に合わせる
ウエディングドレス形状によって、ポージングの方法も変わってきます。例えば、フレアスカートのドレスを着用する場合には、スカートを広げた状態でのポージングがお勧めです。また、シースルースカートの場合には足を前に出してポージングすることで、透け感を活かした写真を撮影することができます。
4.足の向きに注意する
ポージングの際には、足の向きにも注意が必要です。特に、ドレスを着用する場合には、足元が写真に写り込むことが多いため、足の向きがポイントになります。例えば、前向きに足を揃えてポージングすると、足を細く見せることができます。また、足をクロスさせるとヒップラインが美しく見える効果があります。ただし、足をクロスさせる場合には、不自然にならないように注意が必要です。
5.手のポーズに注意する
手のポーズも、ウエディングフォトで重要なポイントです。手を自然に見せるためには、指をゆるめ、曲げることが大切です。また、手の向きにも注意が必要で、手の甲をカメラに向けると、手が大きく見える効果があります。ただし、手を大きく振り上げたり、指を強く曲げたりすると、不自然になる場合があるため、注意が必要です。
6.姿勢に注意する
姿勢にも注意が必要です。背中を伸ばし、腕を下ろし、胸を張るようにすることで、スタイルアップ効果を活かした写真を撮影することができます。また、顔の向きによっても印象が変わります。顔を傾けることで、可愛らしい印象を演出することができますし、真正面を向くことで、凛とした強い印象を演出することもできます。
【ip-oneの無料相談会】
ip-oneでは、他社さんとは少し異なったオンライン相談会・ご来館相談会を行っています。先程、ご案内をさせていただきましたが、多くのスタジオさんではフォトプランナーや営業スタッフが相談会の応対を行っています。ip-oneでは、フォトグラファーが直接、相談会の応対を行っています。さらに、正式のお申し込みをいただい際には、相談会で応対をさせていただいたフォトグラファーが【お問い合わせ窓口&撮影前の打ち合わせ&撮影担当&撮影後の納品】まで、全てのフローに対して、新郎新婦様の専属スタッフとしてご対応を行っています。
この制度をip-oneでは、カメラマン一貫制度と呼んでいます。新郎新婦様のご不安点やご不明点を担当フォトグラファーが直接解消し、撮影当日に至るまでに、新郎新婦様と担当フォトグラファーが繋がりを持つことで、信頼関係を築き、構築することを大切にしています。多くのスタジオでは、撮影当日に初めてフォトグラファーと対面をします。撮影当日に初めて会うフォトグラファーと、相談会から撮影当日まで色々なやり取りや、打ち合わせを行なったフォトグラファーとでは、新郎新婦様の信頼度は全く異なるでしょう。
【カメラマン一貫制度のメリット】
カメラマン一貫制度では、新郎新婦様が正式なお申し込みの前に、担当フォトグラファーから具体的な撮影内容を聞くことができます。誤解がないように先に記載いたしますが、他者スタジオにおいても、相談会で営業スタッフさんやフォトプランナーさんから、具体的な撮影内容を聞くことはできるかと思います。ただし、フォトグラファーではないので撮影の技術的なことや、撮影の現場においての詳細な内容を理解していることは少ないでしょう。
ip-oneでは、オンライン相談会や来館相談会で担当フォトグラファーより、実際の撮影データを新郎新婦様にご覧をいただき、撮影内容の説明を行っています。その際に、担当フォトグラファーは自身で撮影を行なった撮影データでご案内を行っています。「撮影の背景やストーリー」「この写真はどのような意図で撮影を行なったのか」「新郎新婦様にどのような提案を行なったのか」など、担当フォトグラファーにしか分からない、リアルな撮影内容のご案内を行っています。検討段階である相談会において、担当フォトグラファーから新郎新婦様へ撮影内容のご案内を行うことで、より具体的な撮影イメージを共有することができます。
ここからは撮影のお申し込みから、撮影当日までのフローについて解説します。多くのスタジオでは正式なお申し込み後は、希望プラン・撮影日・撮影場所・衣装合わせについてフォトプランナーや営業スタッフとやり取りを行います。スタジオによって異なりますが、担当スタッフがつく場合と担当スタッフは固定せず、やり取りを行うスタジオもあります。そして、撮影当日までの間に質問などがあれば、メールや電話でやり取りを行います。ここでレスポンスの早いスタジオもあれば、遅いスタジオもあります。その後、衣装合わせを行い(撮影当日に衣装合わせを行うスタジオもあります)当日を迎えるケースが多いです。そして、撮影当日に初めて担当フォトグラファーと会うことになるでしょう。ip-oneでは正式なお申し込み後、相談会から引き続き担当フォトグラファーから改めて、希望プラン・撮影日・撮影場所・衣装合わせのご案内を行っています。また、ご質問・ご不明点があった場合は、メールや電話で担当フォトグラファーから直接お答えをしています。レスポンスも基本、その日中にお返ししています。窓口を一本化し、撮影前から新郎新婦様とやり取りを行い信頼関係を築くことを大切にしています。


















