衣装紹介【和装編】

この和装は、格式ある場面にふさわしい「紋付き羽織袴」のスタイルです。淡いグレーの羽織と黒の縞袴を組み合わせた洗練されたデザインで、成人式や結婚式、卒業式などの特別な行事で着用されることが多い装いです。伝統的な雰囲気を持ちながらも、落ち着いた色調によって品のある印象を与えます。
羽織は上品なグレーの色合いが特徴で、肩から裾にかけてのグラデーションが美しく、奥行きのある表情を生み出しています。胸元と背中には家紋があしらわれており、格式の高さを象徴しています。白い襦袢が顔まわりを明るく見せ、全体の調和を取る役割を果たしています。また、羽織の前面には羽織紐が付けられ、中央には淡いブルーの房飾りが施されているのが印象的です。この房飾りが、装いにアクセントを加えています。
袴は黒を基調とした縞模様で、シンプルながらも引き締まった印象を与えます。縞袴は武家の礼装として古くから用いられており、格式を重んじる場面にふさわしいものです。足元には白い足袋と草履が揃えられ、全体のコーディネートに統一感を持たせています。伝統と現代の感覚をバランスよく取り入れた、洗練された和装です。