意外と知らない?和装のアレコレ豆知識 -お着替え編-
こんにちは、TORUTOKOYAスタッフです!
さて本日の記事でご紹介するのは、知ってそうで意外と知らない和装の豆知識!
今回はお着替えにフォーカスして紹介してまいります。
<花嫁和装の特徴>
通常のお着物や振袖などは、衿の後ろの部分が詰まっているのですが、
花嫁用の婚礼衣装では衿元がグッと広めになっているんです!

これは『抜き衿』という着付の方法で、衿元を広くすることで若々しい印象になるんです!
広すぎても狭すぎてもいけない絶妙な開き具合なんですよ。
<花嫁さまのお着付の流れ>
① 婚礼用肌着を着用していただく
② 掛下を羽織っていただきます
③ お着物が着崩れないよう、帯をしっかり締めます


④ 白無垢もしくは色打掛のご衣裳を羽織ります

お着替えの流れをざっくり説明させて頂きました。
なんとなくイメージできましたでしょうか?
じつはお着付を終えた花嫁さまの衣装には“ 2パターン ”の着こなし方があるんです!
通常結婚式で和装を着る花嫁さまのお着物は裾を下ろしてある状態で、
ご自分で着物を持ちながら移動するようになります。
ですが実際前撮りの時に手持ちで移動するのはかなり疲れてしまいますし、
手元が塞がってしまいポーズの幅が狭くなってしまいます…。
そのため“ からげ ”といってお着物の裾を持ち上げて紐でとめるという処理を行います。
そうすると両手が自由かつ移動もしやすい状態になるので、楽に撮影を行って頂けるんですよ!

↑からげている状態

↑裾を下ろしている状態
もちろん室内など裾を下ろせる場所では、紐をほどいて撮影致しますので
両方の姿をしっかり写真に残して頂くことができます!
<花嫁用の肌着って?>
ところで最初に花嫁さまの衣装は衿元が大きく開いているとお伝えいたしましたが、
着物の中に着る肌着ってどうなるか気になる方もいるのではないでしょうか?
通常のお着物や振袖用の肌着ですと衿が詰まっているものが多いので、
せっかくのお着物の衿元から肌着が見えてしまう可能性がございます。
キレイな姿の衿元から肌着が見えてしまうなんて嫌ですよね…。
肌着にも花嫁さま向けの肌着がございますので、そちらを着用いただきますと
衿元から肌着が見えてしまうことはございません!
もしどんな肌着が必要なのか不安な方は、スタッフまでお気軽にご質問くださいませ。
新郎新婦様それぞれに必要な肌着などご案内させて頂きます。
それではまた次回のアレコレ豆知識の更新をお楽しみに!