色打掛と白無垢、どちらを選ぶ?後悔しないための和装フォトウェディングの選び方
4. 花嫁をより美しく見せるコーデの基本
小物(半襟・掛下・帯・筥迫・懐剣・末広)の合わせ方
白無垢は白一色の中に素材感と陰影で表情を作る衣装です。半襟 (はんえり) や掛下 (かけした) の白に質感の違いを設けるだけでも、顔周りに柔らかな立体感が生まれます。差し色を取り入れる場合は、主張が強すぎない色域を一点に絞ると、清らかさを損なわずに印象のポイントを作れます。色打掛は衣装そのものの情報量が豊かです。帯や小物の色味を一段落とし、衣装の華やかさを引き立てる役割を担わせると、画面に余白が生まれ、写真全体が洗練されます。

ヘア・髪飾り(洋髪/日本髪)の選び方
白無垢は襟元から裾にかけて縦のラインが強く出るため、面の整ったシニヨンや上品な日本髪が似合います。輪郭がシャープな方は少し高さを持たせると視線が上に抜け、首筋の美しさが際立ちます。 色打掛は柄の密度や色の強さとのバランスが鍵で、情報量の多い衣装には面の綺麗なまとめ髪、淡い色のの衣装には毛流れのある動きを加えると、写真の中で奥行きが生まれます。髪飾りは、花・簪 (かんざし) ・金箔などテクスチャの異なる要素を重ねる際、サイズを段階的に配置すると上品です。

















