【お役立ち情報】和装を彩る小物たち
和装での撮影は、その装いひとつだけでも充分絵になるものですが、和テイストの小物を合わせることで、より一層際立つ写真を撮ることができます。洋装に比べ、撮影機会の少ない和装だからこそ、さまざまなアイテムを使って、素敵な写真を残したいものですよね。
◇ドレスにも和装にも、やっぱり王道はブーケ◇
結婚式などでよく見かけるのは、純白のウェディングドレスを引き立てるかのような、白やグリーンを基調にした可憐なブーケです。もちろん、ドレスの色や形、雰囲気に合わせて、赤や黄、ピンクやオレンジなど、色鮮やかな花で作っているブーケも多く見受けられて、どれもとても素敵ですよね。
ブーケは選ぶ花も色も人それぞれですが、なんといっても魅力的なのは、その形の豊富さです。
・ざっくりと束ねたような形で作る「クラッチブーケ」
・花を円形にまとめた「ラウンドブーケ」
・茎の長い花を集めて腕で抱えるように持つ「アームブーケ」
・クリスマスリースのように丸いリースに花を飾っていく「リースブーケ」
など、ドレスに合わせて多様な形を選ぶことができます。
◇手元のセンスが光る、扇子、和傘◇
前述した扇子ですが、ブーケ以外でも扇子プロップスとして注目を集めています。衣装の色に合わせた扇子を用意し、「夫」「妻」や「寿」などの文字、または、夫婦となった二人の名前、さらには「Welcome to」「our Wedding」(結婚式へようこそ)など、メッセージ性を持たせた文字を書き込み、お互いがひとつずつ手に持って撮影に臨みます。
扇子の他にも、和傘を取り入れるケースもあります。ひとつの傘を二人でさしたり、1人ずつ色を合わせた傘を持ち、にっこり。和傘の登場で和テイストがぐんと深まるとともに、単色の傘が衣装を際立たせてくれるので、どのようなポーズを取っても、バッチリ決まることでしょう。
◇立ち姿も座り姿もカッコよく。椅子でワンランクアップの写真映えを狙う◇
最後にご紹介するのは、腰かけ椅子です。なんだ、椅子かと思うことなかれ。一見何の変哲もない普通の椅子でも、一旦フレームの中に引き入れると、意外なほど印象的なシーンを作り出してくれます。
もちろん立ったままでの写真でも、素敵な瞬間はたくさん切り取れますが、少し椅子に腰かけるだけで、これまでとはまた異なった趣がにじみ出てきます。椅子の座り方、体の向きなど、さまざまな条件を重ねることで、まるで雑誌に出てくるモデルのような、洗練された1枚が出来上がります。
(※腰かけ椅子に関しては、当社に用意がありますので、いつでもご相談ください)
◇おわりに◇
今回は、和装撮りに役立つ小物についてご紹介しました。小物の使い方ひとつで、見慣れた写真が驚くほど変化するから不思議です。ブーケやガーランド、扇子などの作成は、プロに頼むのもよし、もちろんご自分で手作りするのもよしです。
当日どのような着物を身につけるのかを考えながら、ぜひ和装にぴったりな小物探しを楽しんでみてくださいね。