撮影指示書?
こんにちは、カメラマンの遠藤です。
今日は最近よく耳にする、「撮影指示書」について
他社様では撮影指示書が有効な場合も勿論あると思います
例えば、様々なスタイルに対応しているスタジオである、とかカメラマンさんが複数いて指名できないなどですね
ただクルワでは撮影指示書は基本的にNGとさせて頂いてます
理由としては
1)「テンポ」が悪くなる
→僕の中で撮影のルーティンと言いますか流れがあり、お客様が綺麗に見える角度やポージングを探りながら撮影します。指示書を見ながらですと一旦撮影がストップし流れが途切れます。いい表情なども見逃したりしてしまいます。
2)指示書本当に必要?
→普段からポージングや顔の角度などかなりバリエーションをつけて撮っています。書いてある内容が基本的なカットである場合、指示書があってもなくても結果は変わらずという事があります。
3)実は失礼かも?
→ファッション誌など他のジャンルの写真を持って来られる場合まだ分かるのですが競合他社様の写真を持って来られる場合があります。サービスを提供する側としてあまり強くは言えないのですが、これはCULWAと他社様どちらに対しても失礼にあたるかもしれません。
例えばラーメンを食べに行くとします。麺の固さやスープの濃さ、好みを伝えることはあると思いますが普通はそのお店のメニューから選びますよね?他のお店のメニューをお願いしたりはしないはずです。
4)全く同じものは撮れない
→写真を構成する要素が完全に一致することはありません。被写体が違うのは勿論ですが、写真は撮る季節、時間帯、天気などからも影響を受けます。ポーズだけ真似ても写真全体としては似ても似つかないような物になる可能性があります。
勿論リクエストを全く受け付けない、という訳ではありません。
撮影前に撮りたいカット撮りたくないカット、好きな雰囲気嫌いな雰囲気は口頭でお尋ねしています。
ただ事細かに写真の内容を指定しプリントアウトして持参すること、他社様の写真を提示する事だけはやめていただけるとありがたいです。
スタッフを信頼し全力で撮影に取り組んで頂ければ自然といい写真が撮れるんではないかなと思います
それではまた