前撮りで男性が着るのは? 知っておきたい「新郎衣装」の種類と選び方
前撮りの際、もっとも悩むのが衣装選びですよね。女性がメインで男性が二の次になりがちですが、新郎衣装にもさまざまな種類があるため、適当に選ぶのはNGです。具体的にどのような種類があるのか、それぞれの特徴や選び方とあわせてご紹介します。
ウェディングの衣装選びでは女性がメインとなり、男性の優先順位は低くなりがちです。しかし、結婚は新郎新婦の二人が主役。前撮りで着用した衣装も写真として永遠に残ります。適当に選んで写真の雰囲気や衣装のバランスが悪くなったら、見返す度に後悔してしまいそうですよね。
ドレスに比べるとバリエーションが少ないように思える新郎の衣装ですが、実はさまざまな種類があり、色柄によっても印象が大きく変わります。理想通りの前撮りを叶えるために、新郎衣装の種類や選び方をしっかりチェックしておきましょう。

前撮りで男性が着る「新郎衣装」の種類と特徴
前撮りや結婚式で男性が着用する新郎衣装には、いくつかの種類があります。見た目はどれも素敵で目移りしてしまいますが、実はそれぞれ格式やルーツ、着こなし方が違うってご存じでしたか? 前撮りにふさわしい衣装を選ぶために、まずは新郎衣装の種類と特徴をチェックしてみましょう。
タキシード
新郎衣装でもっともポピュラーなのはタキシードです。実際の挙式でも約8割の新郎がタキシードを選んでいるといわれています。ウェディングに用いられるタキシードの場合、ジャケットの丈はお尻が隠れる程度。ショート丈も人気ですが、お尻全体が出てしまうのはビジネススーツのようで結婚式にはふさわしくないと考えられています。
タキシードは本来、夜間に着用される準礼装です。しかし、日本では昼夜問わずあらゆるシーンで着用できます。もともと礼装の決まりは海外からもたらされたもの。時間帯によって適した礼装は異なりますが、日本だとそこまで厳密に気にする必要はないといわれています。実際、セレモニーのレッドカーペットでもタキシードを着ている俳優さんがいらっしゃいますよね。それくらいタキシードは幅広く使える礼装なのです。
そんなタキシードですから、色や柄のバリエーションも豊か。さまざまな色柄からお気に入りの一着を見つけられることも、タキシードが人気を集めている理由の1つです。
フロックコート
フロックコートは、タキシードに次いで人気の洋装です。タキシードに比べるとそれほどメジャーではありませんが、挙式や披露宴で広く着用されています。
フロックコートの特徴は、膝に届くくらい長い丈のジャケット。さらに裾が水平にカットされたように直線的で、古風な印象を与えます。もともと19世紀中ごろから20世紀初頭のヨーロッパで広く用いられた礼装ですから、トラッドな雰囲気を持ち合わせているのです。
そんなフロックコートは本来、昼間に着用される正礼装です。このあとにご紹介するモーニングコートの登場で、昼間の正礼装として用いられることは少なくなりました。しかし、日本のウェディングシーンでは今も多くの方から「男性らしい雰囲気が素敵」「厳かなシーンに合う」と好まれています。
かつてはジャケットのボタンが二列になったダブルブレストが主流でしたが、現在はボタンが一列のシングルブレストが多くなっています。また、最近ではショート丈のフロックコートも人気です。タキシードほどではありませんが、さまざまなバリエーションから選べるのは嬉しいですね。
モーニングコート
モーニングコートはやや長めのジャケットで、前裾が丸みを帯びた形にカットされているのが特徴です。もともとは18世紀の英国貴族が乗馬で着用し、そのまま宮廷に上がれるように作ったのがルーツだといわれています。基本的な着こなしは、黒のジャケットに縦縞模様のスラックスを合わせます。トラディショナルな見た目ですが前裾が曲線的なので柔らかく、優しげな印象も与えてくれますよ。
そんなモーニングコートは、昼間に着用する中でもっとも格式が高い正礼装です。フォーマル度が高いため、表彰式や叙勲式で着用される男性も多くいらっしゃいます。
ウェディングシーンでは、新郎新婦の父親が着ているイメージが強くなっていますが、もちろん新郎も着用できます。チャペルやホテルなど、格式高い場所で前撮りしたい方におすすめですよ。親族とかぶるのを避けたい方は、色やデザインを変えて差別化すると良いかもしれませんね。
前撮りに適しているのは? 新郎衣装の選び方
衣装の種類が確認できたら、次は選び方が重要です。「何を基準に選べばいいの?」と迷っている方は、以下の3つのポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。あくまでもコーディネート例なので、最終的にはお二人の好みで選んでくださいね。

1.前撮りの場所に合ったものを選ぶ
新郎の衣装に迷ったときは、前撮りをする場所に合わせてみましょう。ロケーションやスタジオとの相性を考えて最適な衣装を選べば、写真に収めたときのバランスが良くなり、仕上がりもランクアップしますよ。
たとえば迎賓館や宮殿といった格式高い場所で前撮りをするなら、フロックコート、モーニングコート、テールコートなどの正礼装がおすすめです。丈の長いジャケットが厳かな雰囲気を醸し出し、美しくも落ち着きのある写真に仕上がります。
近代的なチャペルであれば、スマートなタキシードやディレクターズスーツ、細みのフロックコートやテールコートが似合いやすいでしょう。ショート丈のジャケットやスリムなシルエットが洗練された印象を高めてくれますよ。
2.新婦のドレスに合ったものを選ぶ
前撮りの写真には新郎新婦お二人の姿が残りますから、ドレスとのバランスも重要です。格式や雰囲気が合っていなければ違和感のある写真になってしまうことも。そんな失敗を避けるために、ぜひ以下もヒントにしてみてくださいね。
3.自分の体形に合ったものを選ぶ
ウェディングドレスは、新婦の体型によって似合う形が違うといわれています。それと同じように、新郎に似合う衣装も体型によって異なるもの。適切なサイズ感や似合う形を選ばないと、スタイルが悪く見えてしまう恐れもあるのです。スタイリッシュな写真を残せるように、体型の悩みをカバーしてくれる衣装を見つけましょう。

男性の前撮り衣装はレンタルする? それとも購入する?
前撮りをするとき、気になるのが衣装をレンタルするか、購入するかということ。「レンタル代を払うくらいなら購入したほうがお得かも?」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、前撮りのプランには基本的に衣装のレンタル代が含まれていますから、わざわざ購入する必要はありません。
そもそも新郎衣装を購入するとなると、平均して20万円ほどの費用が必要になります。ハイブランドの衣装であれば、さらに高額になってしまうでしょう。前撮りの費用を抑えたい方、他のことにお金を回したい方には、レンタル代が含まれているお得なプランがおすすめですよ。
男性もお気に入りの衣装で前撮りを楽しもう
今回は、意外と知らない点も多い新郎衣装の種類や選び方をご紹介しました。前撮りでは、男性も結婚式当日とは異なる衣装で撮影できたり、ロケーション撮影が楽しめたりと忘れられない思い出もつくれます。
そんな前撮りだからこそ、おざなりに衣装を選ぶのは避けたいもの。ぜひ、種類や色柄それぞれの特徴をチェックして、ご本人に一番似合う衣装を見つけてくださいね。お気に入りの一着で前撮りをおこない、見る度に笑顔になれる素敵な写真と思い出を残しましょう。


















