川口教会で残す特別な一枚
こんにちは、カメラマンの土屋です。今回ご紹介するのは、大阪にある「川口教会」での撮影です。
歴史を感じるレンガ造りの礼拝堂、天井まで届く大きなステンドグラス、そして中央にまっすぐ伸びる赤いバージンロード。扉を開けた瞬間から、空気が少し張り詰めるような神聖さを感じる場所です。









この日は教会を貸し切り、おふたりだけの時間をゆっくり味わいながら撮影しました。
誰もいない長いベンチの間を歩く花嫁のドレス、その裾が赤い絨毯の上でふんわり広がる様子は、まるで映画のワンシーン。思わずシャッターを切りながら、僕自身もその美しさに見とれてしまいました。おふたりが立つと、広い空間の中で小さなシルエットがぐっと際立ちます。静けさの中で寄り添う姿は、華やかさというより「これからふたりで歩んでいく」という決意のように感じられました。川口教会は、ただの撮影場所ではなく“想いを込められる場所”です。
クラシカルでありながら、どんなポーズでも自然に映えてくれる。撮るたびに新しい発見があり、僕にとってもとても好きなロケーションのひとつです。この日もまた、カメラ越しに「特別な時間を形にできた」と感じられる撮影になりました。