打掛に込められた吉祥文様の意味
こんにちは。スタッフブログをご覧頂き、ありがとうございます。名古屋を拠点に前撮り撮影&フォトウエディング撮影を行っているcarpe diemです。
打ち掛けは鮮やかな色使いだけではなく、全体にあしらわれた文様(模様)や柄がその美しさを引き立てています。実は、その一つひとつに、打ち掛けを着る人の幸せを願う想いや、おめでたい意味が込められていることをご存知でしょうか。
その文様の意味を今回は2つご紹介していきたいと思います。
【桜】まずは年齢を問わず幅広い年代の方に好まれる桜にこめられた意味からご紹介していきます。さくらは、かわいらしく、清楚なイメージを与えます。
桜は、稲の神様"さ"が宿る"くら(蔵)"が「神座(神のいる場所)」を意味する言葉として、五穀豊穣の象徴とされてきました。昔は位の高い人が身につける着物の柄であったり、勲章などのモチーフとしても桜が使用されることがありました。
また、多くの花が芽吹く季節である春を想起させる桜は、縁起の良い物事のはじまりともされていますので、お祝いの写真にはぴったりの文様です。



【藤】次に、高貴でたおやかな印象を与える藤にこめられた意味をご紹介していきます。
日本では、藤の花の紫は「高貴な色」とされ、古来から多くの和歌で詠まれてきました。
藤は繁殖力が強く、また「ふじ」は「不死」を連想させることから子孫繁栄・長寿の象徴とされてきました。ほとんどの花が上向きに咲くのに対して、春に薄紫や白の花房を下向きにしだれるように咲かせます。そのことで昔の貴族の方は神様が空から俗世界に降りてくる、天と地をつなぐものと信じていたようです。

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した"桜"と"藤"の紋様の描かれた打掛けを当店ではたくさん取り扱っておりますので、ご見学に来店された際はぜひ見てみてくださいね。また、今回ご紹介しなかったほかのおめでたい文様まだまだたくさんありますので、またご紹介していこうと思います。
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