
初夏の三渓園を訪れた一日は、紫陽花や花菖蒲が咲き誇る中で、まるで絵画の中を歩いているような時間でした。山門をくぐった瞬間の高揚感や、三重塔を望む池のほとりで言葉を交わしたひとときは、今でも鮮やかに思い出せます。紫と紅、それぞれの和傘を手に語らったり、竹林越しに顔を見合わせて笑ったりと、遊び心のあるカットも楽しめました。橋の上で並んで景色を眺めた静かな時間も、二人にとって大切な宝物になりました。

山門前で迎える初夏のひととき
瓦屋根の風格ある山門を背に立つ二人。紋付袴の男性と、黒地に花々をあしらった振袖姿の女性が、庭園の入口で並んで佇んでいる。

三重塔を望む池のほとりで
遠くに三重塔を望む池のほとりで向かい合う二人。手前には紫や白の花菖蒲が咲き誇り、初夏の三渓園らしい彩りを添えている。

紫陽花に囲まれて語らう二人
紫や薄紅の紫陽花が咲き乱れる小道で向き合う二人。青々とした木々を背景に、しっとりとした初夏の空気に包まれている。

竹越しにこぼれる満面の笑み
ぼかした竹の間から捉えた一枚。白い扇を手にした男性と寄り添う女性が、どちらもカメラへ向けて明るい笑顔を見せている。

紫と紅、二つの和傘が並ぶ
薄紫と紅、色の異なる和傘をそれぞれ手にした二人が向かい合う場面。数寄屋建築を背景に、和やかな会話のひとときが伝わる。

紅い和傘を手に佇む後ろ姿
紅い和傘を手にした後ろ姿。振袖の背に結ばれた大きな帯結びと、髪を彩る赤白の花飾りが、庭園の緑の中で品よく映えている。

松の並木道を歩む後ろ姿
松の並木が続く砂利道を歩く二人の後ろ姿。振袖の帯結びが揺れ、奥に茅葺き屋根の建物が佇む、静かな庭園の情景。

四阿でくつろぐ二人の横顔
緑に包まれた四阿に腰掛ける二人を、生い茂る木々越しに捉えた一枚。木漏れ日の中、寄り添う自然な横顔が垣間見える。

橋の上、三重塔を背にして
三渓園のシンボルである三重塔を背に、木橋の上でまっすぐカメラを見つめる二人。松の木々が両側から橋を優しく包んでいる。

花越しに見つめ合う柔らかな時間
手前をぼかした紫の花越しに、そっと手を取り合い見つめ合う二人。淡い光と滲むような花の色が、柔らかな雰囲気を醸し出している。
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フォトグラファーからのメッセージ
YUI
(ユイ)
三渓園ならではの三重塔や木橋、山門、四阿といった歴史的建造物と、紫陽花・花菖蒲の彩りを組み合わせて構図を組み立てました。柔らかな光を活かし、黒地の振袖に描かれた花柄が沈まないよう露出とコントラストを調整しています。竹林越し・花越しのカットでは前景を大きくぼかして奥行きを出し、二人の表情に自然と視線が集まるよう意識しました。