皆様、こんにちは!フォトグラファーの小池でございます。
今回は、撮影中に新郎新婦様から撮影のヒントをいただけるといことについて少しお話しさせていただければとも思います。
撮影を続けていると、どうしても同じような構図やライティングになり定番化してしまうことが多くあると感じる時があります。
そんな時に、新郎新婦様からのリクエストや持ち込みのグッズ、お二人の雰囲気などを通して今まであまり思ってもいないような場所や構図での撮影により新たなアイデアが浮かぶ時がたまにあります。必ずしもそのアイデアが良いものになるとはなりませんが、日常の中にある少し小さな刺激が、良い撮影を生み出すことにつながっているのではないかと思います。
掲載されている写真の中にも、いくつかは撮影中にいいなと思った構図やライティングで撮影をさせていただいております。お二人にしか出せない表情や空気感。持ち込みのブーケやアイテムなど。私の中で固まった概念をほぐしていただけるマッサージ機のような役割を果たしているのかなと、、、
このグッズだったらこのように撮影する。このようなシーンだったら光の当て方はこう!など、普段は思いがちなこととは異なる考えを提供していただけるのも撮影のやりがいなのではないかと思います。
今回のリースブーケなども定番の構図での撮影は前提に、たまたま新郎様が顔ハメパネルのように使用していただきユーモアな写真に仕上げていただけたというのも私の脳内では思いついてもないことではあるので、このような機会があると次回の撮影にもやってみよう!と思います。
お二人の表情にもいろいろなヒントが隠れているとも思います。
モノクロの編集だと、クラシカル、スタイリッシュなどのオシャレな雰囲気を表現したい時にモノクロに仕上げることが意識していますが、表情が豊かでついつい撮影枚数が多くなってしまった時には、あえてカラー仕上げの写真をモノクロにすることで、お二人の笑顔の瞬間を止めるという意味合いとして使うということも今回で学ばせていただきました。