しなやかで優美なシルエット“本手描友禅”
色打掛の歴史はは室町時代の中期が始まりです。
もともと武家の女性が着ていた着物で、
白打掛より格下の装いとして扱われていましたが
江戸時代になり、豪商や裕福な町娘の間で主流の衣装で
礼服として認識されるようになりました
今回ご紹介させていただく色打掛は“本手描友禅”
京都で培われた手描き友禅の技術に、
様々な工芸手法を取り入れた、独創の手法
長いもので3年という制作期間、27の専門工程を要し、
職人の膨大な手仕事の集大成で出来上がる一点物
無垢な白生地から染め上げる「後染め」
であることから儀式の衣としてふさわしいとも考えられています
友禅独特の繊細な発色としなやかで優美なシルエット
さらに豪華な輝きと高級感が特徴です
無垢な白生地から染め上げる「後染め」であることから
儀式の衣としてふさわしいとも考えられています